英語のルーツを訪ねる旅

セブンイレブンでエヴァのティッシュを見かけました。今使っているコブクロデザインのティッシュが無くなったら、ぜひ使いたいのですが、まだまだティッシュが無くなりそうな気配はなく、キャンペーンが終わる前に買ってしまうべきか悩んでいます。

「人格障害かもしれない」磯部潮(光文社新書)と少し倦怠期に入ってしまったので、複数読み中で、「英語の歴史」寺澤盾(中公新書)を読んでいます。副題は「過去から未来への物語」タイトルそのまま英語の歴史についてです。

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使用者数が15億人といわれ、世界語・国際語となった英語がどのような歴史的背景をもつのか、そのルーツを訪ねる旅です。

英語の歴史は一般、古英語、中英語、近代英語の3つに分けられ、近代英語はさらに、初期近代英語、後期近代英語、現代英語に分けられます。

各時期に特徴があって、語彙に関しては古英語が借用語(別の言語からことばを借りたもの)は少なく、中英語はフランス語からの借用が増大し、近代・現代英語はラテン・ギリシア語からの借用、そして世界各国からの借用語があります。(日本語からの借用で、sumo、karaokeなんてのもありますもんね。)

色んな国の言語から類義語として借用するから英語には類義語が多いのです。

たとえば、英語本来語のask(たずねる)は、類義語にフランス語からquestionを借りたり、英語本来語のchoose(選ぶ)が類義語にラテン語からselectを借りたり。といった具合です。

ノルマン征服以降の大量のフランス語の流入や、ルネサンスの影響下でのラテン語からの借用の増大といった歴史的背景を持ち合わせているのがこれまた面白いなあと思いました。

英語嫌いのひとでも、歴史が好きなら面白く読めるかもしれません。

ただ、ドイツ語とかラテン語とかちょっと出てきます。