住基カードからマイナンバーカードの電子証明書へ

そろそろ運用面でもこなれてきたかな?と思えるようになってきたマイナンバーカード。
従来、e-TaxやeLTaxで電子証明書で署名してデータ送信しないといけないようなシーンでは、住民基本台帳カードに組み込んだ電子証明書を利用してきたわけなのですが・・・そろそろ更新期限が近づいてきているわけでして。
ご存知の方も多いと思いますが、マイナンバーの運用開始に伴い住民基本台帳カードの電子証明書は更新できなくなっております。
というわけで、まだ決算まで余裕があるうちにさっさとマイナンバーカードを作ってしまおうと重い腰をあげ、まずはカードの申請を行ってから待つこと約1ヶ月。ようやく出来上がったと役所からハガキが来たので受け取りに行ったら「住民基本台帳カードと引き換えね」と言われてしょんぼり。
後日、住基カードを持参してようやくマイナンバーカードを受け取ってきたわけですが、さて、ここからはさっさと設定を更新する作業が待っているわけです。

まずは、この機会にカードリーダーのドライバを最新版にアップデート。
そして、利用者クライアントソフトVer3.1のダウンロードとインストールを行うことになります。
作業そのものはとくに難しいこともなく、単純にダウンロードして実行するのみでした。

さて、インストールが終わったら正常にカード内の証明書を読み込めるかどうかの確認作業を行います。
「スタート」ー「公的個人認証サービス」のなかのICカードリーダライタ設定を確認し、
「スタート」ー「利用者クライアントソフトVer3.1(JPKI利用者ソフト)」を開いて、まずは「動作確認」ボタンを押してエラーが出ていないことを確認します。
さらに「自分の証明書」で”署名用電子証明書”(パスワードは6文字以上のもの)を確認し、次いで「自分の証明書」で”利用者証明用電子証明書”(パスワードは4文字)を確認できれば問題なし。

ここからが本番。
e-Taxソフトに登録してある電子証明書を新しいものに更新することになります。
まずe-Taxソフトを開くと、最初のダイアログ表示で”電子証明書の登録/更新の手順”が案内されるので、基本的にはそれにしたがって登録することになります。
手順としては、
・利用者情報登録メニューの「電子証明書登録・更新」を選択する
・所轄税務署を選択する
・公的個人認証サービス(マイナンバーカード)を選択する
・表示された証明書の内容で有効期限切れなどがないことを確認してOKする。
・最後にe-Taxパスワードを要求されるので入力する(3年毎の更新で数字および大文字小文字位置変えのあるもの)
ここまでの手順でとくにエラーなどがなければe-Taxの更新作業は完了です。
※ただし取り扱い時間帯でないと受け付けてもらえないので平日の日中に作業すること。

つぎにeLTaxに登録してある電子証明書を新しいものに更新することになります。
まずeL-Taxソフトを開き
・利用者情報メニューを選択する
・電子証明書差替え【利用届出(変更)】を選択する
・電子証明書確認ボタンを押す
・利用者情報の変更内容の確認を行う地方公共団体、区・事務所等を選択の画面で大阪府中央府税事務所にチェック(大阪府下の事業所の場合ですよ)
・選択した内容で署名するボタンを押す
・ICカードの認証局サービス名「公的個人認証サービス(個人番号カード)」を選択して次へ(なぜマイナンバーカードと表現を統一してくれないんでしょうね)
・署名用パスワード(6文字以上に設定してあるパスワード)を入力
・証明書の有効期間などが表示されるので内容を確認して「表示の電子署名で確定する」ボタンを押す
・提出先一覧で、大阪府中央府税事務所、大阪市船場法人市税事務所、大阪市船場法人市税事務所(住之江区分※うちの会社の場合ですよ)と表示されていることを確認して「送信」ボタンを押す
・送信結果一覧を確認してプリントしておく。
ここまでの手順でもエラーなどがなければeLTaxの更新作業も完了です。

これで、決算期がきても慌てないですむはず・・・です(^^)