別段、うちの会社が最高だ!とかのぼせ上がるつもりは全くないのですが、
ここのところまたウチの会社に寄せられる案件の中でもお客様によく状態を聞いてみると「数千円でやってくれる他の復元業者さん」に依頼したあとで結果に不満を抱えたままでウチに相談してこられるものが多くなってきています。
数年前にもそういった傾向がちらほら見えた時期があったのですが、その時はまだ顕著なほどではなかったので、単純にうちへの再依頼件数が少なかったからかもしれません。
今回も一時的な波かとは思うのですが(おそらくヤフーやグーグルさんに広告費をたっぷりと支払って検索上位をキープしている業者さんがいるのかと思うのですが)、うちに再依頼が来るというのはあまりよろしい傾向ではないように思います。
もちろん、安価だろうが高価だろうが、お客様の貴重な写真データを回復させることができて、ご満足いただけるのならば別にウチでなくてもいいわけです。そんなに欲張って商売優先なんて言うつもりはありません。
ですが、他社の作業結果で不満なところがあったからこそウチに再依頼として回ってくるわけで、それは費用面でも日程面でもお客様の負担になるだけでなく、復元できたはずのデータまで壊れてしまって復元不能な状態になっているという事が最も問題ではないのかと考えています。
納品の際に、お預かりした記録媒体へのデータ書き戻しについてはウチでもサービス対応させていただいてますが、それでも完全なデータのみと確認したあとだからこそ自信をもって書き込めるのであって、不完全な破損データは対象のカードには書き込んではならないというのは大前提かと考えます。
ところが、特に最近お預かりした案件の中でも「他社での作業後の弊社への再依頼品」の記録状態をみて唖然としたのが、ほぼカードの全領域に破損データをそのまま書き戻してしまっているという、なんとも辛いご報告をせねばならないような案件がありました。
おそらく、市販の復元ソフトででてきたファイル名やフォルダ名の情報だけを信じて(これも削除マークのついたままの不完全なファイル名のままでしたが)その下にひも付けられている写真や動画データと同じサイズのバラバラなデータを取り出し、正常であることの確認をせずにそのまま対象のメモリーカードに書き込んでしまったのだと思われる状態であり、経験が浅いとかそういうレベルの言葉では言い表せないような手荒な作業でした。
最初にご依頼いただいたのであればおそらくかなりの救出が見込めたであろう案件でも、2番手にまわってしまうというのはひとえに弊社の宣伝力や訴求力が不足していることは認めざるを得ず、出来る限り真摯な姿勢で取り組むほかにはありません。
現在の取り組みとしては、他社に作業を依頼されたあとの案件についてはできるだけお客様にも他社名をお知らせ頂くようにご協力をお願いしており、他社の作業のクセなども情報としては蓄積するように進めておりますので、たとえ2番手3番手であっても復元率としては向上させられるような仕組みも確立しつつあります。
ただ、本音を言えば、1番手としてご用命いただけるようにすることが最大の目標ではありますが。
株式会社パソコントラブル救助隊で公式サイトを含めたウェブマスターを兼任しています。
趣味はカメラとぶらり散歩。フォトマスターは2級。日々感じたことを忘れないうちに雑記帳に書いています。