アスペルガー症候群と統合失調症

妹が就活準備のため運転免許を取りに行くようになったりして、ああもう春だなあとそんな所から実感しています。あれ程気にしていた体重も健康診断が終わった途端あまり気にならなくなって、乙女心って難しいなあと我ながら感ぜられるのです。

 

先日の休みは今年初めての猫と晩酌。初めて見たときは子猫だったのに大きくなりました。椅子に座っている姿が何とも愛くるしく、お酒が進む進む。
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さて、今日の題目「アスペルガー症候群と統合失調症」について。
アスペルガー症候群とは、広汎性発達障害の一種で、自閉症スペクトラムに分類されており、知的障害を伴わないものの、自閉症の特徴的な症状である、コミュニケーション・想像力などに障害があります。

統合失調症とは、2002年まで精神分裂病と呼ばれていた脳の病気のことで、罹患率は100人に1人という珍しくない病気です。症状としては妄想・幻覚・支離滅裂なことを言う・意欲の低下・表情が乏しくなるなど日常生活に支障をきたします。原因としてははっきりとはわかっていませんが、脳機能の障害や神経伝達物質であるドーパミンの過剰などは原因であると考えられています。

このアスペルガー症候群の方が統合失調症と誤診されるケースがあります。このふたつの違いは、アスペルガー症候群は先天性なものであるのに対し、統合失調症は後天性の病気です。症状・予後も違います。

アスペルガーには統合失調症の特徴的な症状である幻覚症状はありませんが、感覚異常や感覚過敏の症状が幻覚障害と間違われ、結果として、統合失調症と間違われるケースもあるようです。

アスペルガー症候群の人に対し、統合失調症の診断・治療をした場合、症状は一向に良くならないが投薬をやめた途端、症状が良くなった例もあります。

だけれども、外科的なものと違ってはっきりと見えないものを診断するということは難しいことです。でも、誤診を受けた人の人生ってどうなるんだろう?アスペルガーの人が統合失調症の治療を受けている間の時間って一体何なんだろう。