London Tea roomにて

梅田まで出たついでにLondon Tea roomに寄りました。


  
1番奥の席で、コーヒーとゴマと豆乳のモンブランを。

団体客の会話を、イヤホンでクラシック音楽を聴いて掻き消しつつ読書。

ピアニッシモの間に途切れ途切れ聞こえる会話。マルチ商法の話、ナンパの話、バイトの話、給料の話、感嘆の声をフォルテで掻き消して、ページは進んでいくのが何とも心地よくて。

少し苦いコーヒーにモンブランの甘さがよく合って、なんというか至福のときのような、読書する快感を思い出したかのように、ページを貪っていくのが楽しくて仕方なかったのです。

その内、無性にヤナーチェクが聴きたくなって、iPhoneに入れていないことを初めて後悔しました。

でも、YouTubeでシンフォニエッタを聴いたところで、それがアイネ・クライネ・ナハトムジークであっても然程変わりないことに気付いて、要はこの喧騒を掻き消してくれる音楽であれば、何でも構わない。だけどクラシックに限る、と思いながらページは終盤に近づいていくのでありました。

何とも贅沢な時間を過ごせたような気分。