16歳から続けている趣味には喫茶店めぐりと以前書きましたが、私は今23歳なので7年続けていることになります。喫茶店の多い下町の生まれなので、喫茶店に困ったことはなく、多いときでは1週間に4回ぐらいは通っていたので、色々な店のコーヒーを飲んだと思います。
出先では必ずと言っていいほど喫茶店を探して、夏だろうがホットコーヒーを飲みます。(例外として一度だけアイスコーヒーを頼んだことがありますが)
一度だけ行って、もう二度と行くもんかと思う喫茶店も往々にしてあります。それは店の雰囲気だったり(常連が大きな声で悪口を言っているだとか、お店の娘さんが宿題をしていて家族でプロレス観戦をしていたりして他人の家の居間にいるような気分にさせられるとか)、コーヒーの味が口に合わないとか色々ありますが、そのなかでも気に入った店に出会えるチャンスももちろんあるわけです。
二度しか行ってないけれどもう一度行きたい喫茶店があります。
地下鉄を二回乗り換えたところにある大きな病院の向かいにあるカウンターしかないこじんまりした喫茶店で、「そのまま淹れて出してもつまらないでしょ」ってママは言って自分でブレンドしたコーヒーを出してくれます。「私ね、豆の嫌がることはしたくないの」っていうだけあってこだわったその一杯がとても美味しい。二杯目に飲んだミルクティーも美味しくて、ミルクティー用に茶葉をブレンドするからミルクティーしか出していません。ママはミルクティーに入れる砂糖の量もわかっていて、砂糖の量も教えてくれる。カップとソーサーも趣味で集めていて好きなカップを選ばせてくれるし、どれも趣味がいい。とても聡明なママ(その日の店の話題は国際情勢でした)と美味しいコーヒーが飲めるので、私がこんな趣味を続けていると知っている友人には、その店が一番好きだと答えます。
だけど、今まで誰も連れて行ったことはありません。
99%の無駄を省いて1%に集中することを目標としていますが、まだまだ程遠い事務員です。趣味は断捨離と読書。