点と線で人生を

点と線で人生を表現することは可能か?

このテーマで何か書きたいとずっと思っていたことだったのですが、16歳のときにふと思いついて21歳に至るまで考えていたことで、到底無理だと気付くのに5年の年月を費やしてしまいました。図形にすることも論文にすることも出来ませんでした。

たとえば、生まれた時点を点として、そこから点Aやら点B、線1、2とを結などと色々と考えてみたのですが、私の思っていた以上に人生というものは複雑なようです。たかだか20数年の人生で複雑という結論に落ち着くのも何とも青い話ではあるのですが、当時としましては表現可能な物だと信じてやまなかったのです。

そもそも直線だけでは表現のできないものなのでしょうね。きっとその表現がある程度完成したところで、自己満足な劣悪な現代アートにしかならなかったのではないかと思います。

しかし、人生を表現するために言葉という便利なものがあって、言葉というのは結局は文字でその文字は点と線の記号だったり、人生の1ページを捉える写真でさえも小さく見れば点と線の集合体だったりするので、点と線で人生表現するのは結論としては可能なのかなと、ふと気が付いた23歳の春でありました。