本当は仕事にこそ役立つゲーミングキーボード

■生まれて初めてのゲーミングキーボード

もうかれこれパソコンというものに触れはじめてから個人的には40年ほどが経過しようとしていますが、生まれて初めてゲーミングキーボードと言うものを使ってみることにしました。

候補としては、綿密に調べてわけではなく単純に家電量販店の店頭に並んでいたものが記憶に残っていて、それがたまたま某フリマサイトで安価に手に入ったから、というだけの理由です。

もっとも私のパソコンは完全に事務仕事に特化しているのでゲームがサクサク動くような今時のハードウェア構成ではなくて、鈍重でもデータロストをさせないという視点とローコストという視点で組まれています。なのでゲーミングなんとかというデバイスとは無縁だと思っていたのです。

キートップを全て外し赤軸スイッチが並ぶ。左上に写っているのはKX800。

■購入したのはLogicoolのG512 r-LNでした

なのでゲーミングキーボードによく採用されるメカニカルキースイッチにもなんの知見もなく、ただカチカチと煩いだけのものだという偏見を持ったまま、とりあえず安いし試してみようかなという割と浅い考えのままだったのですけれど。

購入手続きをしてからよくよく調べてみると、LogicoolのG512って実はバリエーションが豊かで、2018年ごろに発売開始された当初のものはオムロンとの共同開発で耐久性に優れるRomer-G(Romer-Gタクタイル、Romer-Gリニア)というキースイッチを採用していたようですが、その後しばらくしてメカニカルキースイッチの世界ではメジャーらしいCherryMX互換の青軸を採用したモデルをラインアップに追加し、さらにその後に同様の茶軸と赤軸も追加採用されてきたのが現行のラインアップになっているようです。(事実上Romer-Gスイッチ採用モデルが淘汰された感じかな?)

外したキートップ全て

私がフリマサイトで購入したときはそのあたりの情報をよく理解していなかったのですが、到着したものを動作確認やクリーニング等々のためにバラしてみると特徴的な赤い軸のスイッチが並んでいたので、わりと新しいバージョンで赤軸を採用したG512 CARBON リニア (G512r-LN)というものだったのだなあ、と今更ながら学んだしだいです。

ちなみに、ゲーミングという位置付けではなくノーマルなラインアップの中でほぼ同じ外観を持ちRomer-Gスイッチを採用したK840というキーボードもありますので、ピカピカ光ると仕事場で周囲の目が気になってしまうという方々にとっての選択肢も準備されている様子です。

再びキートップをスイッチへ装着

余談ですが、どうも現在に至るまでロジクールのWEBサイトは探している情報に辿り着けない構造になっていたり、ソフトのバグもなかなか改善しなかったりと、ハードが良いのにトータルバランスがもったいないなあって思うことがしばしばあります。

■ゲーミングなんとかって無駄じゃない?

ゲーミングなんとかと謳うデバイスは無駄にピカピカ光るばかりでうっとおしそうだし変に高いしなんだかなぁ、と割とネガティブな意識があったんですが、

実際に使ってみると確かに使いやすい。

一般向けのキーボードがコストありきで作られているのとは真逆の発想のようで、とにかく贅沢で重厚な作りになっていることが使い勝手にも大きく影響するようです。

たとえばUSBケーブルは普通のケーブルの倍ほどの太さ、キースイッチはひとつひとつにLEDが内蔵されていて輝度や色味も自由にカスタマイズできるようになっていたり、ベースプレートも分厚いアルミで重厚感がある。実際に重量も1キロを超えていて、少々手荒な打鍵でもへたったりしない安定感は格別のもの。

無駄にピカピカ光るのは確かに目障りなものの、カスタマイズで自分好みに光量や色味を抑える設定してしまえばむしろ楽しい(押下したキーからウェーブが流れるような演出をためしてみました)し、不要ならばオフにすることもできる。

無事、G512が稼働しました

なんといっても、メカニカルキーは反発もなかなか強いので個々のキーが指に吸い付いてくるような感覚でミスタイプが減るという効果があるのは最もありがたいところ。

一時的に使ってみようかと思った程度でしたが、MX KEYS KX800とは厚みは段違いなものの接地面積はさほど変わらないし案外このままKX800の座を奪って常駐してしまいそうな感じになってきました。(もっとも、KX800の打鍵音は比較にならないくらい静かですし、同社のマウス MX Masterとの相性はKX800の方が良いのですけれど)

打鍵音がカチャカチャとうるさいのだけは難点で、これが我慢ならないという方にはキートップ内にOリングを挟んで静音化するなどという選択肢もあるようです。

もっとも、赤軸というのはメカニカルキーボードのなかでは静かな部類に入るのだそうで、ミスタイプを減らす目的ならば青軸が良いとか色々と学ぶことも残されているようなのですが…


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64GB USBメモリの容量が32GBと表示される理由

USBメモリの中身
USBメモリの中身はこんな感じ

■USBメモリに限った話ではないけれど

タイトルのような症状はなにもUSBメモリに限った話ではなくて、SD/microSDカードでもよく目にする症状です。

さらに付け加えるならば、64GBに限らず例えば以下のように
128GB のはずが 64GB に
32GB のはずが 16GB に
16GB のはずが 8GB に
8GB のはずが 4GB に
4GB のはずが 2GB に

といった感じで、本来あるべき容量の半分程度しか認識されないというのは実はずいぶん昔からよく見かける症状の1つです。

■ソフト的な要因?

まずこの症状をみてソフト的に詳しい人であればパーティーション分割されていることを疑ったり、FAT32などのようにフォーマット形式が原因ではないかと疑ったりします。

たとえばWindowsをお使いの方ならば、まっさきに設定からディスクの管理を開いてみるというのが手慣れた方々の初動ではないでしょうか?

ディスクの管理画面
手慣れた方は見慣れているであろう画面ですが…

ですが、開いてみても期待したような「未割り当て」な領域が見当たらず、原因がわからない状態に陥ってしまうということも少なくないと思います。

■ハード的な要因?

ウチの会社のような、なんらかのトラブルが発症したSDカードやUSBメモリを日常的に扱う人というのはさほど数は多くはないかもしれませんが、現実によく寄せられてきます。

ハード的な要因の場合、使用者の手元で認知されている症状としては、

「フォーマットを促される」
「突然すべてのデータが消えた」
「カードエラーと表示される」

といった、カード破損の典型的な症状のどれか(あるいは複数)が現れるか、あるいは冒頭のように

「使っていないはずなのに空き容量が半分しか無い」

といった症状として現れていることもあります。

■実は昔からよくある症状

職業柄どうしてもバイアスがかかっているかもしれませんが、経験上はソフト的要因であることは希でありハード的な要因がほとんどではないかと思われます。

実際のところ、ソフト的に症状を再現することは非常に簡単でありそれこそストレージのパーティーションを壊すなり修正するなり手を加えることで実際の半分の容量を使えなくするということはできます。(その場合には半分に限らず任意の容量にも調整できてしまいますが)

しかしこのような操作は手順も長く複雑であり、偶発的に起こるということは考えにくいというのが現実ではないでしょうか。

■ハード要因の場合には修復は不可能

ハード要因の場合にはもとの容量に戻すことは基本的にできません。

内部的に半分のメモリ容量が接続できない状態になっているため、ソフト的にいくら探そうとしても接続されていないメモリを探してアクセスすることはできないのです。

原因として考えられることは基板上での接続が劣化や衝撃などの要因で途切れてしまうことと考えられますが、この途切れてしまう場所は様々で、基板上に複数実装されたフラッシュメモリへの配線だったり、ワンチップ化された内部でコントローラが内部リークなどで壊れてしまったり、フラッシュメモリそのものが部分的に壊れてしまったりといったこともあるのでしょう。

ファイルダンプイメージ
こういったダンプも手練れの皆さんは見慣れていると思いますが

アクセス可能な領域のメモリダンプを見てみると、上位ビットや下位ビットがまるごと欠落しているような値ばかりが出てくることもありますし、そうではなく半分のアドレスしか応答してくれなかったり、あるいはアドレス指定に対して応答があっても期待した領域ではなく繰り返し同じメモリ領域の値が出てくる(これは容量偽装にもよく活用される仕組みでもあります)なんてこともありますから同じ現象でも原因部分を特定するのは困難を極めることになります。

■その時代その時期の大容量品に多い

このようなトラブルはその時代その時期ごとにベースになる容量は異なるものの、いつも同じようなパターンで傾向的に表れてきています。

16GBがハイエンドと言われた時代にもよく見ましたし、32GBが出始めたころにもよく見ましたし、64GBが一般化してくる段階でもよく見ましたし、いまや128GBや256GBにとどまらず512GBや1TBなんてフラッシュメモリ製品も市販されていますが、これらの容量の半分しか使えなくなったなんてことも当然ながらあります。

かつてのハイエンドも年月が経ち生産工程がこなれてきて普及品扱いになった時点でパタッとみかけなくなるんですけどね。これを書いているタイミングだと16GBや32GBでこのような症状を見かけることはかなり少なくなってきました(ただし古い生産ロットのものを使っている方もいらっしゃいますから皆無というわけではないですが)。

くれぐれもUSBメモリやSDカードなどを購入されるときは消耗品であるという認識をしていただき、過剰に大容量のものを選ぶのではなく、その時必要な容量のものを買うように心がけることを強くおすすめしております。


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M5stackの画面が出なくなった

珈琲時間のおともにちょこちょことパズル感覚で遊んでいるM5stackなのですが、つい先日とうとう壊してしまったかと思う事態に陥ったので忘れないうちにメモ書き。

ようやく再び表示が出るようになったM5Stack
センサを抱きすぎるとどうも見た目がスッキリしませんねぇ

まず、いつの間にか実験机の周りにはM5stack BASIC、M5stickCplus、M5atom liteが転がっているようになり、なんだかんだと遊ぶにはコスパのよいものたちだなあと感心していたわけなのです。

購入した順序でいくとM5stickCplusがもっとも最近なのですが、どうやら今回の顛末はここがキーポイントのようです。

■更新すると画面が真っ黒なままに

というのも、ある日、珈琲をのみながら不具合のあったソースを少しだけ改良して持ち帰って喜び勇んでM5stack BASICに転送したわけなのですが、ふと画面をみると真っ黒なまま。

でも、シリアルモニタには動作情報が刻々と表示されているのでまったく動いていないわけではなさそうな雰囲気。
ただ、いつもバイナリ書き込みの際にダストセンサーをつないだままにしておくと書き込みに失敗するので取り外して配線がブラブラしたままで作業をするのが習慣化していました。

今回もバイナリ書き込み中にケースをあけて配線の整理などをやっていたので、もしやブラブラしていた配線がなにかにショートでもしたか?!と疑ってかかってしまったのも問題を特定するまで余計な時間がかかった敗因です。

自分のコードをいくらコンパイルし転送しなおしても画面が出る気配がないので、サンプルスケッチからFactoryTestを開きコンパイルして書き込んでみるも、やはり画面表示だけが出てきてくれない状態。万事休すか・・・

■FactoryTestのバイナリを直接流すと復活

先日からなにやら1000円ほど値上がりしちゃったからM5stack BASICを買いなおすのもなんだかなーと思ったりしながら、念のためにWindows機でEasyLoaderをダウンロードしてきて(Mac版だとERASEの機能が見当たらなかったので)フラッシュのERASEとFactoryTestの書込みをすると無事に画面が表示されました。

こうなるとソフト的な問題なのか?と思いながら、でもソースの改変部分って中身の計算だけでハードウェア制御にかかわるような部分には触れていないし・・・ライブラリが変わった?と不思議に思いつつ、M5.begin()の引数をあれこれ触ってみて M5.begin( true, false, true, true )とすると画面が正常に出るんですね。

でも、引数を省略したりM5.begin( true, true, true, true )とすると画面が出ない。
M5StackのM5.begin()で第二引数をfalseにするとSDカードへのアクセスができないからファイル操作や日本語フォントが出てくれないなど困ったことがいっぱい。

さんざん、あーでもないこーでもないと悩みまくってとりあえず頭を冷やそうかと諦めかけたとき、ふとArduinoの設定をみると、M5stack-Cと出ている!!

M5stickCのボード設定
M5StickCplusにあわせたボード設定

なんと、M5stack-Cを弄ったあともとに戻すことを忘れたままM5stackに接続し、しかもコンパイル時にもなんらエラーも出ないので完全に見落としておりました。凡ミスも良いところです。

M5Stackのボード設定
M5Stack BASICにあわせた設定。こっちにしておかなかったのが誤動作の原因。

■M5.beginの引数の意味が変わるとは

M5stackシリーズのM5.begin()関数って、それぞれのモデルによって引数の数が違ったり意味が違ったりするんですよね。
なので、M5stackCのままでLCDとSDをtrueにしているつもりだったのに、まったく違う動作になってしまっていたからかと納得しました。

間違ったままコンパイルしていたことで、画面が出なかったり、画面が出てもSDカードにアクセスできなかったりといったことが発生していましたが、すべては設定ミスが原因です。
(ついでにType-Cケーブルにはやはり裏表があることも初めて経験しましたが・・・)

そのため、結論から言えばEasyLoaderのERASEの機能を使う必要は無かったですが、それでも経験値としては少し積むことはできたのかなあとポジティブに捉えておくことにしたのでした。


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PS3周辺機器のBDリモコンCECH-ZRC1Jを分解

純正品のBDリモコンって買いなおそうとするとなぜか高いんですよね、とても便利なのに。

ZRC1J分解写真
上ケース・ボタン・基板と下ケース

もう時代はPS5ですが、いまだにテスト機としては古い機材のほうが便利なのでPS3がときどき稼働してくれています。

ただ・・・操作するためのコントローラ(DUALSHOCK3)は徐々に調子が悪くなってきて、なんとなく買い替えるにもコスパが悪くどうしたものかと。そこに、ちょっと調子の悪い(ボタンの戻りが悪い)専用リモコンが転がり込んできたので分解してみることにしました。

ねじ止め部分が無いので分解は簡単

このリモコン、ねじ止めなどはされていないので上下にはめ込まれているだけになります。なので分解するときには上下の隙間からツメを1つずつ外していく地道な作業が必要になりますがスマホなどの分解に慣れている方であればたいした難易度ではないでしょう。

私も日常的にUSBメモリなどの小さな製品を極力綺麗に分解することを生業の一つにしているわけで(作業後に分解した痕跡すら見えないくらいになったらこっそり喜んでいます)、それに比べたらとても楽な作業です。

上側ケースのツメアップ
上ケースのツメ部分2つをアップ

ツメは下側(電池ケースがわ)にあり、上側(ボタンがあるがわ)を引っかける形になります。なので上下の隙間から下側(電池を入れるがわ)方向にリムーバーを突っ込むイメージで両サイドに10か所ほどあるツメを丁寧に外してしまえば上下に分かれます。

この時、内部の基板はフレキ状のペラペラなものですので無理な力をかけて破いてしまわないようにしましょう。もし破いてしまったら修復は効きません。

ケースのツメ部分
赤丸のあたりにツメが引っかかる部分があります

基板は下側のケースのさらに中(赤外線LEDがあるあたり、テンキー部分の左サイド)に挟みこまれるような形で電池などと接続されているようで、うっかり基板を持ちあげようとすると破れて使い物にならなくなってしまいます。なのでボタンを剥がずときにはゆっくり慎重に行ったほうがよいでしょう。

上側のボタンは基本的にすべてラバーで繋がっています。ただしEnterキーの周囲の上下左右キーとPSボタンだけは独立したプラ部品として溝にはまっているので、落としたり割ったりしないように注意してください。

私の場合、上下左右のキーの戻りが悪い原因がこのプラ部品と上側ケースとの隙間に粘着質な何かがしみ込んでいたのが主な原因だったので、ウェットティッシュなどで綺麗にふきとることで万事解決です。
その他の部分もクリーニングが済んだらもとにもどし、上下のユニットをはめ込んでしまうのですが、ペラペラの基板を変なところに挟み込んでしまわないように注意しましょう。

動作確認とBDリモコン再設定

電池を入れたらまず動作確認のためにLEDが点灯するボタンをどれか押してみることにします。たとえばDEVICESのTVボタンやPS3ボタンは押した時点で1秒ほど赤く点灯するのでわかりやすいですね。

正常に動作していることが確認できれば次はPS3とのペアリング(これはPS3を起動してメニューからBDリモコンの設定を選ぶと、あとは画面の指示に従ってボタン操作するだけで簡単です)と、TVのメーカー設定が必要になります。

TVのメーカー設定はDEVICESの表示の下のTVボタン(押すと赤く点灯するボタン)を押しながらCLEARボタンを押すことで赤LEDが点滅して設定モードに入ります。

その状態で三桁のメーカー番号(例えばシャープ製の場合119や120,121,122・・・など)を入力してEnterキーを押すと完了です。

以下、リモコンコードの設定部分とメーカーリストを掲載しますので参考にしてみてください。

メーカー別リモコンコード表
取扱い説明書よりリモコンコード部分を抜粋

三桁の入力後にEnterを押すのを忘れていつまでも設定ごできないなーと悩むことのないように(私がそうでした)

もしメーカー表にないTVを使う場合には過去のこんな記事を参考にしてみてください。

完璧に動くようになったので長く活躍してもらえそう

設定さえ済んでしまえば基本的にBluetoothでコントロールするリモコンなのでPS3本体の設置場所を気にする必要もないし、なかなかしっかりしたつくりでまだまだ使える印象の強いリモコンです。

なぜこれをPS4やPS5でも使えるようにしなかったのか不思議でなりませんが・・・内部のつくりを見るとけっこうな精度を要求していた様子なので、当時の販売価格を考えたらソニーさんにとっては製造コスパが悪かったのかもしれませんねえ。


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安価にCO2センサーを作って換気の目安にしてみよう

簡易CO2測定器
メタルラックの棚板にも磁石でくっ付いた!

ここ大阪市内では本日よりふたたび飲食店の時短営業がはじまってしまいました。ここのところの急激な新型コロナ感染者数の増加ペースを抑え込みたいとの措置なのは理解できますが、昨年からダラダラと続くこういった措置での飲食店さんの痛みはいったいいかほどのものだろうかと想像するだけでもぞっとします。

CO2センサーが巷で求められるように?

そんななか、やはり狭い空間で人が密になることによって感染リスクが高まるということでそれを避けるためにも換気が重要なわけですが、なんの目安もないと真冬や真夏だけでなく花粉・黄砂シーズンや梅雨時でも換気はおっくうになるわけで、CO2センサーの値を目安に換気しようではないかという言葉がチラホラと耳に入ってくるようになりました。

いろんなパーツ
M5stack Basic、M5StickCplus、M5atom liteはお値段も手軽で良いですな

うちは趣味レベルではありますが居室の埃っぽさに辟易してダストセンサーを組んでみたときについでにいろんなセンサーもくっつけて遊んでいたわけですが、そのときに買い込んだものが机のうえに散らばったままの状態です。

小さくて便利なものが増えてますよね

その中でも特にM5stickCPlusなどはちょうど良いサイズ感で手軽にプログラムでき、内蔵のマグネットで適当な場所にくっつけておけるという魅力にハマってしまっています。

M5stickC plus
画面が大きくなったのが最大のウリのようです

なにせ、この小さな筐体のなかに135×240ドットの液晶表示や120mAhのバッテリーを内蔵し、RTCや6軸センサー、MICやIRやブザーやLEDまで含まれているという贅沢な構成。

M5stickC plusの背面の説明書き
贅沢な内部構成が所せましと書かれていてルーペ無しでは読めません!!

もうちょっと安価な従来モデルのM5stickCでも必要充分かなと思ったものの、大きな画面と贅沢な構成はいずれほかの用途に使いまわしたくなった時にも役立ってくれるだろうと、購入時点で+500円ほどの差は先行投資としては安いものかと判断してCplusのほうを手に取っていました。

と言うわけで、あとはありあわせのものでCO2センサー化。
と言っても単純にGroveポートにガスセンサーのSGP30を接続して、以前にM5stack用に作っていた江戸時間時計プログラムのセンサー処理部分だけを抜粋して流し込んだだけのお手軽なものですが。
ほんとにCO2を測る必要があるならMH-Z19あたりの直接CO2を測定できるセンサーを使ったほうが良いのだろうけどコロナ云々ではCO2そのものが悪者というわけでもないし、とりあえず換気の目安という意味ならばSGP30のような簡易なのでも充分使えるかなあ。

Groveコネクタにガスセンサーを接続したところ
コネクタ部分だけはまだ改善の余地がありそう

加工らしい加工はしてないですが

ちょっとケーブルが長いので近々コネクタ同士をくっつけるなりなんなりの加工をしたいとは思いますが、どうしても電源用のUSBケーブルだけは繋いでおかないと内蔵バッテリーだけでは1~2時間しかもたないところが残念なところ。(それでもちょっとの間ならバッテリーで駆動できるというのはとても有難いですが)

ところでM5stickCplusをはじめM5シリーズの値段が先週くらいから急に高くなったような気がするのは税込み表示のせいだけなんだろうか?気のせい?


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