共通テスト手順記述標準言語(DNCL)ってなに?

DNCLの説明ドキュメント

もう何年も前から小学校や中学校でも「情報」という時間があるとか「プログラミング」があるのだとかいう話しを耳にすることが増え、なんとなく漠然としててどんなことをしているのか雲をつかむような印象を持っているわけなのですが。

入門用の学習教材などをながめていると現物のブロックを並べ替えながら流れを作っていくようなものだと未就学児用として準備されていたり、小学生では画面上でスクラッチを並べてプログラムを組んでいたり、中学生になるともうコーディングをしていたりと、思ったよりもちゃんと組ませているじゃないかとヘンに感心してしまうわけです。

■大学入試にも関わってくるとは!

いまや高校生でも当たり前のように「情報」の時間があってプログラミングを学ぶようで、大学入試にもプログラミングの知識が問われるようになってくるのですね。

「プログラミングの知識」とか「ロジカル思考」とか表現していますけれど、結局のところプログラミングそのものの知識を問う問題になってくるようで、そうなると数あまたあるプログラミング言語のどれを標準知識として定義できるのか?という壁が当然ながら出てきます。

なので、いっそのこと世の中に無い 試験のためだけに特化したプログラミング言語(DNCL)で出題してしまおう、というのが大学入試センターのたどり着いた答えのようです。

■私は大昔にCASLを選択しましたが

試験用に特化した言語という共通点だけで思い浮かべてみるとCASLなんてのがあったなあと懐かしく思ってしまう世代なのですが。

あ、個人的に情報処理試験(1種とか2種とか特種とかシステム監査とか呼んでいた頃なのでかなり大昔です)を受けるときにプログラム言語を選択できたのですが、たしか選択肢がFORTRAN,COBOL,CASLあたりの世代で、その当時は「仕様をあらかじめ覚えなくても問題用紙に言語仕様が掲載されるから」という理由だけで仮想の機械語CASLで受けた覚えがあります。

今に比べればとても広く浅く知識を問われる試験だったのでその程度の気持ちで充分だったわけですが、いまや一言で情報処理と言っても領域が細分化されて問われる知識も深くなっていますからなかなか難しいのかもしれません。

■DNCLって何の略?

一説には「Daigaku Nyushi Center Language(大学入試センター言語)」の略称ではないかとの事ですが公表はされていないようですね。DNCL自体は20年ほど前に作られており工業系の生徒を対象とした試験で使われていたようです。

そのDNCLの仕様説明はココで配布されています。(その後より一般的なプログラム言語に近づけるような形で修正が入っているようなのですが、DNCL2で探してもなかなか見つからず今後の出題例の記述とは相入れない記述方法の部分がけっこうありますね)

試験では令和7年度から出題されることとなるようです。ざっくりとした印象ではIPAのITパスポート試験か基本情報処理試験かな?というような広範囲の基礎的な知識を問われるような問題文が例示されていました。

そのなかで、実際に問題文に即した動作ができるようにDNCLで作成されたプログラムコードを見て穴埋めをする、という形で出題されるような問題の作りになっていました。

さて、DNCLの仕様説明をパラパラとめくっているとなにやらなじみのない記述があるなあと思ったわけなのですが(私が不勉強なだけかもしれませんが)命令文が日本語なのはさておき、たとえば以下のような点は押さえておいたほうが良いかもしれません。

共通テスト用の例題
  • 小文字で始まるものは「変数」、大文字で始まるものは「配列」

tensu や goukei みたいに書けば変数とみなされるのはプログラミングではだいたいの言語でお馴染みですが、Tensu や Goukei みたいに先頭を大文字で書くと配列とみなされるというのはなかなか見ない体系かと思います。
配列なのでTensu[0] や Goukei[1,2 ]などのような表現になります。プログラム慣れした方だとうっかり小文字で配列を書いてしまいそうなので注意が必要ですね。

  • すべて大文字の変数は「実行中に変化しない値を保持する」

変化しない値と言えば javaの final だったり swiftの let だったりといった印象でしょうか。「すべて大文字」の「変数」ということなのでなんとなく配列の定義と被っているのが気持ち悪い印象ですが、なかなか普段のプログラミングでも全て大文字というのは通常は使いたくないもの(シフトキーを押しながら入力するのはめんどくさいという理由)なので間違えることはないかと。

  • 文字列はダブルクォーテーション(”)かカッコ(「」)で囲む:修正あり

一般的にシングルクォーテーション(’)かダブルクォーテーション(”)で文字列を囲むものと刷り込まれていますが、カッコ(「」)を使うというのは経験がないですね。ちょっと問題文を読むのに誤解してしまいそうで心が落ち着かない仕様です。

ただしカッコ(「」)で囲む側については今後の例題では使用されていないので廃止された仕様かもしれません。

  • 代入分は左矢印(←)を使う:修正あり

うっかりイコール(=)で代入したくなるのが一般的なプログラミング言語に慣れた方だとおもいますが、DNCLでは左矢印(←)で表現するようです。=で書くよりも直感的な表現ですし動作も見た目通りですね。でもうっかり=と書いてしまいそうですが。

すると右矢印(→)は代入文にはならないのだろうかとふと意地悪心が湧きましたが、残念ながら仕様説明には右矢印は含まれていませんでした。(もし含まれていたらややこしいことこの上ない仕様になりましたね)

ここの部分もすでに今後の例題には矢印(←)の記述がなく、一般的なプログラミング言語で用いられるイコール(=)がさらっと記載されているので仕様変更があったのでしょう。

ちなみに x += 1、とか x++ という感じでよく表現されるようなインクリメント(およびデクリメント)については 『x を増やす(xを減らす)』と言う書き方と記載されていますが、この部分についても廃止になったのかもしれませんし積極的に使う理由がないですね。

  • 比較演算子に「≠」がある:修正あり

not equalについてはよく x != 0 とか x <> 0 (たまに x -ne 0 など)といった具合に記述しますが、DNCLだとそのまんまノットイコール記号(≠)を使うことになります、すげえ。

キーボードで入力することを考えたら『≠』って打ちにくいと思うのだけれどな、手書きだったらむしろ良いという判断なのか。

こちらもさすがに入力のしにくさという問題があったのか、今後の例題ではごくごく一般的な(!=)に差し代わっているようです。

  • 論理演算子は日本語:修正あり

あと、もちろん論理演算子はand, or, not ではなく『かつ』『または』『でない』の日本語化していますので注意しておかないとうっかり間違えそうですね。

なんて懸念していたのですが、やはりこちらも一般的な and, or, not に差し代わっているようで一安心です。

■上述以外はさほど違和感ないかな

変数・配列・文字列・代入文や演算子などの表現では慣れている人ほどうっかりミスを記述してしまいそうですが、それ以外の部分ではさほど心配ないように個人的には思いました。

ただ、制御の範囲が縦線で結ぶような表現をするので、どちらかといえばCやjavaよりもPythonの字下げ構造での記述方法に慣れているほうが違和感ないと思います。

そういえばここにもひとつ、DNCLの説明にはこの字下げ構造が縦線(|)だけで表されていたのに対して、例題では範囲の下端はL字(∟)で表すように記述されていましたのでより直感的にわかりやすい記述へと修正されている様子が見て取れます。

「DNCLだけを使えるようになること」を目指すような教え方はされないと思いますが、やはりこの言語を学ぶだけでは現実には使えない、と、いうか楽しさが見当たらないです。

あくまでもプログラミングってこんな感じの流れなんですよ、ということを体験するという点までがこの言語に与えられた役割だと思いますので、徹底して記憶する必要はまったく無いけれど一般的なものとどこが違うのかというのだけは間違わないようにしておかないと点数は取れないのだろうなと強く思ったしだいです。


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中之島バラ園2023

コロナ禍がすこし明けた?と思うような状況になったなと思っていたらあっという間に人の出が増えてきましたね。

マスク着脱が自己判断でと言われるようになっているものの、花粉や黄砂がひどい現在ではまだまだマスクが手放せません。

そんななか、今年も例年通り撮りに寄ってきました、大阪は中之島のバラ園を。

もっとも、仕入れ調査の途中で立ち寄っているのでじっくりと気合いを入れて撮影なんてわけにはいきませんが、それでも小一時間ほどがんばってきました。

いきなり広場のど真ん中から撮るのもいろんな品種のバラが一斉に咲いている様子を見ることができてとても目の保養になるのですが、中央公会堂のそばの小道の側から歩きながらというのもおすすめです。

日差しがきつい日でもあったので白い花びらと背景とのコントラストがまた強い強い。

ほんとは、ズームレンズ持参であれば楽に撮れるのでしょうけれど、日常の持ち歩き装備なので15mm単焦点一本勝負です! (35mm換算で30mm相当ですね)

これならあれこれ迷わなくて良いのですが「手が届かない〜」と嘆くこともしばしば。

個人的にはマチルダさんの淡い色がとてもお気に入り。

とっても可憐で、しかも美味しそうな色合いなので食べてみたくなります(笑)

しっかりしたレンズを装備して気合をいれてる片方には遠く及びませんが、雰囲気だけでもお届けできたら趣味の範疇としては充分かな。


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デバイスバンド(3COINSのスマートウォッチ)

狙っていたわけじゃないです。

誰に言い訳しているわけでもないのですが、ほんとにたまたまです。3COIINSの前を通りかかったら店頭の目立つ場所に並べられていたんです、3COINSのスマートウォッチ(デバイスバンド)が。

手を出しやすい価格だからか、それとも昨年とても話題になったからか、すでに私が見かけた時には1色しか残りがなかったのですが、迷う事なく手に取ってレジに向かっていました。

■安価に手に入るスマートウォッチ

最近ではホームセンターなどでも手軽に、しかも1000円台で販売されていることをみかけるようになった腕時計型デバイスですが。

なんとなくイメージとしては3COINSで見かけたらちょっとイイなとか思ってしまう私はすでに3COINSに洗脳され始めているのでしょうね。

同じような商品でも、店舗イメージが良いとなんとなく購入動機の一つになってしまいます。

■開封してみると、バンドは2色同梱だった

よく外箱の説明を見ればあらかじめ書いてあるのですけれど、あけてびっくり。

2色のバンドが同梱されていて気分で付け替えろということらしいです。パッケージが紫だったので紫色のバンド(+黒色のバンド)が同梱されていました。

付け替え自体はAppleWatchほどではないものの簡単です。

このバンド、実際に腕に巻いてみると余った長さの部分は巻いた外側でなくて内側(肌側)に巻き込む形になりますから、慣れるまでちょっと違和感を感じますが、そのぶん引っかかりがないので常用するにはむしろ便利なのかもしれません。

■画面保護のシールは透明じゃない

画面保護のためにシールが貼ってあるわけなのですが、はがさずに電源を入れてみても画面が点灯しないなーと思っていたら実は透明じゃなかった(笑)

電源を入れて画面が点灯していても、保護シールが真っ黒のうえに注意書きがプリントされているのでぜんぜん気が付きません。最初にはがしてしまいましょうね。

そのほか同梱物としては充電用のUSBケーブルと取説、アプリインストール用のQRコードと非常にシンプルです。

■充電はマグネットで

同梱されている充電ケーブルは先端にマグネットが埋め込まれていて、ウォッチ本体に貼りつくタイプ。

接点が2本露出している形になるのですが、これってウォッチに装着する方法によっては極性が逆になったりして大丈夫なのかなと微妙に心配したのですが、ウォッチ本体にもマグネットが埋め込まれているので逆に装着しようとすると磁石の反発ではじかれてしまいます。逆向けに装着しちゃうのではないかという心配は無用でした。

ただひとつ、うっかり手が滑ってケーブル先端がテーブルの足にマグネットでくっついたときはビビってしまいましたが(アダプタの電源をオフにしてからだったのでショートはしませんでしたが、これは微妙にこわい)

※マグネットで金属の足に接点がピタッとくっついちゃいます

■まずはiPhoneに接続

同封されていた取説にもiPhoneへの接続の手順は細かく書かれていたのですが(逆にAndroidへの接続手順は記載がなかったような)。

同梱のQRコードからアプリ(GH Smart)をインストールして、GREEN HOUSEさんにアカウント登録をして、ウォッチとのペアリング設定をするまでは非常に簡単。

気が付けばウォッチ本体に現在日時が表示され使用できるようになっていました。

ただこれだけではただの時計。
スマートウォッチは通知を受け取れてナンボのもんだと思うのですが、初期状態ではなにも降ってこない。

そこでアプリを開いてみるとまず「通知」をするかどうかの設定スイッチがあるのですね。ここがまずオフになっていました。

通知設定をオンにすると、その下にズラッとどのアプリからの通知を表示させるかのスイッチが並ぶので、電話やSNSなど適当に(すぐに通知に気づくことができた方がよいなと思えるアプリを選んで)オンにしておきます。

が、しかし、

待てど暮らせど通知が飛んできません。どういうわけかiPhone上には通知が表示されているのにデバイスバンドにはまったく通知が飛んできている気配がありません。なんとも寂しい。

■Androidに接続しなおし

気を取り直し、Androidスマホ側で動作チェックをしてみようとiPhoneとの接続を解除します。

ウォッチ本体でリセット操作を行い、再度ペアリング待ちの初期状態にします。

Androidスマホに前述のQRコードからアプリ(GH Smart)をインストールし、さきほどiPhoneで登録済みのアカウントでログインします。

ただ、今度はiPhoneの時のように簡単にペアリングしてくれることがなく、いつまでたってもBluetooth接続ができません。アプリ表示を見ると「Bluetoothをオンにしてください」と出ています。

もちろんBluetoothはオン状態です。
が、なんとなく嫌な予感がします。ここ最近のAndroidは動作権限が異様に細かくなってきているのです。

念のため、スマホ側の「設定」から「アプリ」を開きGH Smartに与えられている権限を確認してみると、付与されている権限が非常に少ない

Bluetoothデバイスとの接続がしたければ「付近のデバイス」の権限をオンにしておいてあげる必要がありそうですから、右上のボタンから「すべての権限」を表示させて「付近のデバイス」関係の設定をすべてオンにして試してみることに。

すると、こんどはちゃんとペアリングができるようになり、アプリにもデバイスバンドが正常に表示されるようになりました。

このひと手間はすごくハードルが高いように思われますが、接続さえしてしまえばもう安心だろうと楽観的に考えていました。

■勝手に接続が切れている

しかし、どういうわけか接続が安定しません。

Androidスマホに接続してしっかり通知が来るようになったのを喜んでいた翌日には、なぜかまたBluetoothが接続されていない状態に。

それでも、数分待っているといつの間にか接続されている場合もあったのですけれど。

なぜか、接続解除したつもりのiPhone側の通知がデバイスバンドに飛んでくるようになり、確認してみるとiPhone側のアプリに接続されていることになっているという摩訶不思議な現象が発生しています。

その後も、Androidスマホに繋がっていたりiPhoneに繋がっていたりタイミングによってどちらか片方に繋がるようになってしまいました(両方同時に繋がることは無いようです)。

これを完全に解消するにはiPhoneの設定からBluetoothの項目を開き「GHW-01」のペアリング設定を完全に削除してしまえば解決しそうなのですが。

■電池持ちは本当に1週間もちそう

すごいです。普段使いのAppleWatchだともれなく毎日充電するのが必須なわけですが、デバイスバンドは数日放置していてもしっかり電池がもっています。

かれこれ5日ほどオン状態のまま、ついでに心拍数のチェックも常時行うように設定したまま放置していますがまだ50%以上の電池表示になっています。

画面がスリープになるまでの表示時間は1分(デフォルトは5秒かな)、時計本体を傾けたら画面表示がオンになる設定(デフォルトはオフ)という状態にしていますが腕に巻いている時間はほとんどありません。

実際に装着して通知も何度も入ってくるような状態ならばもうすこし電池も消耗しそうですが、それでも電池持ちにはかなり余裕がありそうで心強い。

スペック上の7〜10日というのは信用できそうです

■AppleWatchのような簡単感は無い

はじめに書きますがこのデバイスバンドは割とイイ製品です。単体としては安定動作しているし、電池の持ちも良いし、画面の視認性も良いし軽いしなんといっても手ごろな値段。

そのうえで期待するほうが間違っていると総突っ込みを受けそうですが、AppleWatchのように簡単かつ安定して動作し、なんなら単体で通話もでき、SuicaやQRコード決済ができて、自分好みにアプリも追加できるなんて高性能な時計型デバイスではないです。

画面の常時表示はありませんし、音も鳴りませんから通話もできません。タッチの反応も遅いし(AppleWatch2の頃の感触)、あれこれとアプリを追加できるものでもありません

さらに、どちらかと言えばやはりBluetooth接続のデバイスならではの不安定感が先行し、パソコンと周辺機器の扱いに長けた人じゃないと真価は発揮できないだろうなという印象が強くあります。(おそらくこれは他の製品にも言えることじゃないかと予想します)

それでも、AppleWatchと比較したら単純に10分の1や20分の1の価格ですし、しかも電池の持ちは10倍ほど期待できるのですから「時計がわり」という意味ではむしろAppleWatchよりも真っ当とも言えます。

手ごろな値段だし、使い勝手が良ければ両親にでもプレゼントしようかなあなどという考えもありましたが、ちょっと安定性や操作感を考えたらiPhoneユーザーの求めるような水準ではない(簡単ではない)ので躊躇してしまいます。

むしろAndroidスマホとペアで使ったほうが導入は簡単なような気もするのですが、いかんせんAndroidはここ数年のバージョンアップのたびに通知周りと外部接続の設計が変化してきているのでアプリ側が追い付いていない印象が強く、やはりこちらもマニュアルに書かれていないことを自力で探し出して解決できるだけのスキルを要求されます

楽をしたければその分高い商品を買えば良いという結論になるのでしょうけれども。


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スマホからSDカードへの安全なコピー方法

最近ではすっかりAndroidスマホやiPhone内蔵カメラの性能が向上し、見た目は非常に美しくなってきたなと感心させられるようになりました。

撮影した写真や動画をみるとやはり見た目の美しさというのは単純に撮像素子の画素数で決まるのではなくその後の画像処理も重要な要素なのだなあと思い知らされます。

個人的には、アマチュアカメラマンとしてはスマホの手軽さを存分に味わいつつも気に入ったレンズでさんざん撮影に没頭し、そのあともRAW現像にこだわりの技術を磨いていく楽しみがあるのだけれどなあなどと思ったりもします。

■バックアップ方法のおはなし

さて、本題。

スマホでさんざん撮りためた写真や動画データの保管は皆さんどうしてますか?

よくお客様からご相談もいただくのですが「どうやったら簡単になおかつ安全に長期保存できますか?」という内容です。

ご存じの通り、スマホやiPhoneの内蔵メモリ(内部ストレージ:記憶領域)というのは本体購入時に決められてしまっていて後から付け足すということができません

一般的にはiPhoneで128GB~512GBAndroidスマホでも64GB~256GBが標準的な仕様になります(もちろんハイエンド機種だと1TBなどの超大容量を搭載しているものもあります)

一昔まえならこんなにも容量があれば無限に撮れるのではないかと考えてしまうような大容量だったのですが、撮影画質向上というのはつまりデータ容量もそのぶん大きく膨れ上がってしまうためにいまや充分とは言い切れない容量になりつつあります。
※しかも内部ストレージというのはアプリでも消費するので、流行りもののゲームなどを何本も入れているとあっという間に余裕がなくなりますね。

■クラウドはバックアップと言えるか?

AndroidならばGoogleクラウドiPhoneやiPadならiCloudが標準的なクラウドストレージとしてOSとの親和性も高く利用しやすいように工夫されています。

ただ、どちらもAppleもGoogleも慈善事業でクラウドを運営しているわけではないため、エントリーレベルの容量(5GBまたは15GB)を超えて使用するにはサブスクリプション契約(月額課金の契約)が必須になってきますし、いまや15GBなどの容量ではあっという間に消費してしまうので課金しないと事実上使い物にならないと言っても過言ではないでしょう。

実際のところ、月額課金しておけばiCloudとiPhoneやiPadとの連携の秀逸さは目を見張るものがありますのでバックアップとして考えなくても課金して損はしないと個人的には思っていますが。

また最近ではAmazonプライム会員が使用できる「プライムフォト(写真のみ無制限、動画は無料の対象外)」といったサービスもあるため、アプリを別途インストールすることに抵抗感を感じないならば良い選択肢の1つとも思います。

Amazonの側もサブスク契約することで動画保管に対応するなどさらにサービスが拡充されるようです。

ただし、クラウドストレージに保管しているデータについては内容の検閲が入りまれにアカウントロックされてアクセスできなくなったというお話があることや、そうでなくともパスワード管理などが甘いと世界中からのぞき見されたりいたずらされるといった恐れが常に隣り合わせであることは意識しておく必要があるでしょう。

そのほかに考慮しておく必要があるとすれば、突然サービスが終了してしまったり、課金額が急に値上がりになってしまったりといった場合に大量に保存したデータをどうやって他に異動させるかという課題もあります(ダウンロードにかかる帯域や時間と、保存先の容量を確保しておかなければならない)

■USBメモリやSDカードは使えない?

以前はAndroidスマホと言えばmicroSDカードが内蔵できるというのが1つのウリ文句だったのですが、いまや時代の流れとともにmicroSDスロットは廃止されてゆき、基本的にはSDカードを内蔵できないものが主流になっています

iPhoneに関しては発売当初からmicroSDカードスロットが採用されていなかったので、見方によってはAndroidがiPhoneに寄せてきたという形にもなりますね。

内部設計から考えてもこれは合理的で、余計なスロットを搭載しないぶんだけ設計がシンプルになり不良発生率も下げることができて、なおかつ低速なカードアクセスのためにシステム全体の足が引っ張られなくて済むという理由が大きいかと考えますので、今後もカードスロットがスマホに搭載されるような時代に戻ることは無いと個人的には考えます。

内蔵が無いなら外付けしてしまえば良いだけの話しですし、そもそもバックアップ用途ということであれば普段は物理的に切り離しておいたほうが故障や紛失のリスクが低下する分だけ安全でもあります。

■USB接続の場合

Androidスマホ(およびUSB typeC搭載のiPadシリーズと、今後発売されるであろうiPhone15以降)については選択肢が広いですね。

パソコンでも搭載率が高まって一般化しているUSB Type-Cコネクタを搭載したUSBメモリやカードリーダーが選び放題です。

特に私が個人的にもおすすめするのはSanDisk製のデュアルコネクタUSBメモリで、これはType-AとType-Cの両方のコネクタが搭載されているため、デスクトップパソコンとスマホやiPadとのデータのやり取りにもとても手軽に活用できます。

Type-Aコネクタを出しているとき
Type-Cコネクタを出しているとき

ちなみにmicroBコネクタとType-Aコネクタを搭載したUSBメモリもありますので、使っているスマホがmicroBコネクタ搭載機の場合には以下のようなものを選ぶという手もあります。

mciroBコネクタとType-Aコネクタを搭載したUSBメモリ

さらに、USB接続のカードリーダーを接続すればSDカードやmicroSDカードなどより選べる幅が広がります。(下の写真の例はType-C/A変換コネクタを経由して接続したSDカードリーダーをAndroidスマホに接続しています)

AndroidスマホにUSBメモリを接続した場合、自動的に認識してダイアログを表示してくれる機種もあれば、まったく反応が無いように思える機種もあります。

ちなみに私のGalaxyS21 5Gだとカードリーダーを接続した時点で画面上部にUSBデバイスが接続されたことを認識するアイコンが表示されるようになり、ここからファイルアプリを開くこともできます。(アプリ一覧から「マイファイル」アプリを開いても同じです)

使用している機種やUIによっては接続したとたんにダイアログ表示が出たり、あるいはUSB接続モード(充電のみか、データ通信も行うか)の選択を促されることもあります。

このようにプリインストールされている「ファイル(マイファイルなど)」アプリを開くことでUSBメモリに記録されているファイルやフォルダを閲覧することができますし、スマホ本体ストレージにあるファイルをUSBメモリやSDカードへとコピーすることも自由にできます。
※アプリストアなどで後からインストールしたファイラーアプリは動作権限の制約が厳しいため常用するのが難しい場合があります。

パソコン操作に慣れたかたには常識かもしれませんが、本体内部ストレージからUSBメモリなどにファイルをバックアップする際には「移動」ではなく「コピー(複製)」を積極的に使うようにしてください。

これは「移動」と言う操作はコピーと削除という2つのアクションを1回の操作で命令してしまうことになるため、トラブルなく動いている間は操作が楽なのですが、いざ何かトラブルが生じるとコピーに失敗したあげく元のファイルが消されてしまうというリスクを回避するためです。

iPhoneやiPadの場合も標準の「ファイル」アプリを開くことでUSBメモリの中身を閲覧することができますし、USBメモリやSDカードからカメラロールにコピーしたり、逆にカメラロールなどからUSBメモリにコピーすることも簡単にできます。

下の写真はUSBメモリを接続した際に「ファイルアプリ」上に追加表示される部分を赤丸で示しています。

写真や動画をUSBメモリ等からカメラロールにコピーするには、おなじみの「共有」アイコン(四角形から上向き矢印が飛び出しているようなアイコン)をタップして表示されるメニューから「画像を保存」を選ぶことでカメラロールへとコピーされます。

逆にカメラロールからUSBメモリやSDカードにコピーするには、ふたたび「共有」アイコン(四角形から上向き矢印が飛び出しているようなアイコン)をタップして表示されるメニューから「ファイルに保存」を選ぶことでコピーできます。

■Lightning接続の場合

iPhone(および無印iPad9世代以前)にはApple純正のLightning – USB3アダプタが最も安定していておすすめの手段です。

ただ、これだけではLightningコネクタからUSB Type-Aコネクタに変換しただけにすぎないため、ここから先にUSBメモリ(Type-Aの一般的なもの)かカードリーダーを接続する必要がありますがその選択肢はとても広くなります。

USB3 カメラアダプタ

なおLightning – USB3カメラアダプタでカードリーダーなどを接続する場合には電力不足にならないように電源を入れてあげる必要があります。

以下はUSBメモリを接続した際に電力不足の警告が出ている様子です。

このような表示が出た場合には、カメラアダプタの小さい側の穴に普段から充電用に使っているLightningコネクタを指してあげると改善します。

物理的に接続が完了したらあとは標準でインストール済の「ファイル」アプリを開くことで簡単にアクセスできます。操作手順は前段で記載したUSB接続のものと全く同じです。

ちなみに手持ちのUSB外付けSSDを接続してもちゃんと認識してくれましたが、外付けHDDの場合には電力供給が追いつかないようにまったく反応してくれませんでした。

外付けHDDは製品によって実際に消費する電力に差があるので、場合によっては認識することもあるかもしれませんが、電力供給がタイトな状態ではどんなトラブルが発生するかわからないため無理に使用することは避けたほうが良いと考えます。

■フォーマット形式には注意が必要

AndroidでもiPhone/iPadでもいまのところ共通の課題ですが、USBメモリやSDカードなどのフォーマット形式には少し注意が必要です。

具体的には、Windowsで広く使われているNTFS形式については使用できません(正確に言うとAndroidもiPhone/iPadもNTFS形式の読取りはできるが書込みができません)し、旧来のFAT32形式だと1ファイルで4GBを超えるようなファイルを扱えません

そのため、WindowsでもMacOSでもAndroidでもiPhone/iPadでも共通に使用できるexFAT形式を積極的に使用することを心がけておく必要があります。

SDカードの場合には、64GB以上のカードは基本的にexFATが採用されていると考えてもらっても構いませんが32GB以下のカードはFAT32が初期状態です。

また、USBメモリや外付けSSD/HDDの場合にはFAT32かNTFS形式で出荷されているものが多いため、使用開始前にexFAT形式へと変更しておいたほうが無難です。

■iPhone/iPad/MacOSで閲覧したあとは

iPhoneやiPad、MacOSなどでUSBメモリやSDカードの内容を閲覧したあとで再びWindowsパソコンで閲覧しようとした場合にファイルが増えていることに気づく場合があります。

通常は非表示設定になっているので気づく人は少ないはずなのですが、たまに非表示のファイルを表示する設定でWindowsを使われている方が、先頭に「.」がついた同じファイル名のファイルがたくさんできてしまっているが開くこともできないし壊れているのだろうか?という相談をなげかけてこられる場合があります。

この「.」で始まるファイルはあくまでもOS側が管理するための情報なので、実際に画像や動画などが格納されているわけではありません

そのため、気になるようであればWindows上で削除してしまってもまったく影響ないのですが、削除してもまたiPhoneなどに接続したら自動的に作成されますので気にせずに放置しておいたほうが良いと個人的には思います(非表示ファイルを表示しない設定に戻しておくのが無難でしょう)

■バックアップはローカルにもこまめに

さいごになりますがバックアップの要点は「こまめに」行うことにあります。

大量のデータを一気にバックアップ(コピー)しようとすれば、当然ながら処理時間もかかりますし操作の手間もかかりますし、途中でエラーなどが生じる可能性も高まります

そんな手間暇かかる作業を経験してしまうとこまめに実施するのが嫌だなと思うのが普通ですし、気が付けば1年以上なにもしていなかった!などという事もざらに起こります。

ところがアクシデントというものはそういった隙間を狙ってくるもので、せっかくバックアップの体制を整えていてもいざ実施しなければごっそりとデータを失ってしまいかねません。(まんま私の事ですね)

ぜひそのような事にならないよう、1ヶ月に1度とか、1週間に1度とか、あるいは撮影するたびにその夜のうちにといった自分ルールを作って実践されることを強くおすすめいたします。


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ネモフィラ・長居植物園・大阪

ネモフィラってとても身近になりましたよね。

長居植物園のネモフィラが見ごろだというので、散歩がてら見にいってきました!

綺麗な青い花びらが美しく、よく見ると時々白いのや紫っぽいのが隠れていたりするのですが。

ひとつひとつが小さい花なので、広大なスペースにたっぷりと咲いていないとなかなか目立たないのですけれど。

でも、たくさん集まっていると、全体的に美しい青い空間が拡がって見えるのがなかなか素晴らしい。

■スマホより一眼が気持ちいい

周囲の皆さんとおなように最初はiPhoneとGalaxyのカメラで撮り比べなどをしていたのですが、どうもどちらもハッキリと被写体が写りすぎてて逆に違和感が。

超広角で撮れたりするのはたしかに面白くはあるのですが。

というわけで鞄の中からミラーレス一眼をごそごそと取り出し、気を取り直してじっくり撮影。へたっぴですが、それでも短焦点レンズを1本忍ばせておくのは潔くて気持ちいい(笑)

ネモフィラと言えば、大阪近郊ですと有名どころは舞洲シーサイドパークでしょうか。
一度ゆり園の頃に訪れた記憶がありますが(台風の塩害という悲しい出来事がありましたね)、その後の広大な土地いっぱいにネモフィラが花を咲かせている様子は圧巻でしょうな。

私はなかなか舞洲まで足を伸ばすタイミングがなくて悔しい思いをしているのですが、ごくごく近場の長居植物園でもじっくり観賞することができるのでありがたいです。

■スタンプラリーも開催中

長居植物園と言えば「牧野博士ゆかりの植物スタンプラリー」が開催中とのことで、入口のところで台紙がもらえます。

この台紙に、園内各所のスタンプを押して回ればオリジナルカレンダーカードがもらえるということなので、運動がてら園内をぐるっとスタンプ集めに回るのも良いかもしれません。


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