とても短寿命だったマウス

一目惚れして飛びついて、あっという間に使えなくなってしまったという失敗をこれまでに幾度となく繰り返してきている私です。

自戒の意味で書き留めておきましょう。

■異形のマウス

たぶんここで当時絶賛したような記憶があるのですが、サンワサプライのエルゴノミクスマウス400ーMA130、商品紹介は2021年1月発売版のようですが、わたしの手元にあるのはmicroB端子が搭載されているので2020年なかばに発売された古い世代のものなのかな。

マウス前面写真

エルゴノミクスという形状自体はさほど珍しいというわけでもないのですが、マウス本体にELディスプレイが内蔵されているという点が魅力的に見えたのです。

マウス本体にディスプレイが内蔵されていると何が良いかといえば、内蔵バッテリーの残量表示が常に確認でき、dpi変更したときもどのモードで動作しているか確認でき、ボタンの機能割り当てもマウス本体だけで設定できてしまうという夢を見せてくれたわけなのです。

■サンワならではの罠

マウスなんてどこも同じでしょ?という意見も多いかと思うのですが、いろんなメーカーのマウスを使っているとそれぞれ細かいところの違いが日常の操作性に大きな影響を及ぼします。

とくに私が歴代のサンワサプライのマウスで悩ましいなと思う点が「一定時間操作しないとOFFになり、クリックして起こしてあげないと反応しなくなる」というところ。

もちろん世の中のサンワサプライマウスのすべてがそうとは断言できませんが、どうもこのメーカーは電力消費を抑えるためにマウスをスリープさせることを良しとしているよう。

さらに、マウスを動かしても復帰してくれず、どこかのボタンをクリックするまで寝たままというのが悩ましい(もちろんそれが良いという意見もあるでしょう)

そして例に漏れずこのエルゴノミクスマウスもそういう設定に固定されていたわけです。

■ボタンが壊れた

使い始めて数ヶ月、もっとも使用頻度の高い左クリックのボタンが反応しなくなりました

もっとも、このマウスは左ボタン2つ、右ボタン2つという冗長構成になっているので、ちょっと手前に配置されているもう1つの左ボタン(指の第一関節あたり)を使うことでなんとか作業を継続できる状態だったわけです。

たとえばロジクールの昔のマウスなんかは(今でもときどき聞きますが)クリックが2重に入るようになったりしやすいなんて話もありますから、それよりも運用で回避しやすいといえなくもない・・・いや、さすがに無理があるか。

■内蔵ディスプレイが薄くなっていく

どんどん操作性が悪くなっていき、それでも使い続けていると一番の売ウリである内蔵ディスプレイが徐々に薄く・・・1年もしないうちに完全に点灯しなくなってしまいました

とはいえまだマウスとしては使えてしまうので、なんとなく予備役として使い続けることになりますが。

なにせ便利なんです、2.4GhzドングルとBluetoothの両対応って手持ちでは数少なく、複数の機材に繋ぎかえる手間が省けることが。

■いよいよバッテリー寿命か

そんなこんなで通算2年はなんとか使い続けたでしょうか。

いよいよ内蔵バッテリーが寿命なのか、いくら充電しつづけていてもあっという間に反応しなくなるように。

ちゃんと充電されているのかどうかは内蔵ディスプレイで確認するしかなかったわけですが、すでにその内蔵ディスプレイも全く点灯しなくなっているため、そもそも充電できているのか、バッテリーがすぐに減るのか、どっちかわからないわけですが。

こうなってしまうと、バッテリーを交換する手順が用意されていないので退役させるしかありません。

マウス底面写真

■ネタだけで終わってしまった

ファーストロットだったということにも原因があるのでしょう。

最初に不具合を感じた時点で修理や交換をお願いしていれば保証も効いたのでしょうけれど、残念ながらめんどくさがり屋さんな私はそのまま使いつづけてしまったことがアダとなりました。

どのみちマウスというのは消耗品という認識ではあるのですが、他のマウスたちが5年も10年も現役で動いてくれていることを考えるとサンワサプライにはあまり手を出せなくなってしまうなーというのが正直な感想です

商品の企画というかネタ振りはとても上手な会社だと思うのですけれども(^^)


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