マウスも鳴くんだね

とある深夜、静まり返った部屋の作業机の上からかすかに、でもハッキリと、コイル鳴きっぽい高周波音が耳に届くようになったんです

機材が多くなればなるほどACアダプタのコンディションなどで鳴き声が聞こえるようになってしまうのは日常といえば日常なのですが、

でもやはり耳鳴りみたいな感じで、けっして気持ちの良いものではない。

できればさっさと原因をつかんで対策できる性質のものなら対策してしまいたいわけで。

■原因が見当たらない

波長が短いので耳を向ける角度によって強弱がすぐに変わるため、わりと発信源は特定しやすいはずのもの。

おおざっぱに、発振しているとおもわしき領域にあるものは

・待機状態のモニタx2台
・HDDスタンド用のACアダプタx1
・USB電源アダプタx1
・モニタ用ACアダプタx2
・MacBookx1
・スマホ用ワイヤレス充電スタンドx1
・固定電話x1

容疑者が限られるので1つ1つ耳を近づけて行って確かめてみるも、、、、なかなか犯人にたどり着かない。どうやら容疑者すべてがシロのよう。

でもあきらかにその周辺から発振音が聞こえる(耳鳴りじゃないよ)。

おかしい、なんだか特定できないととても気持ち悪いというか怖い(電源周りのトラブルの前兆だったりするわけで)

■以外な犯人がそこに居た

本腰をいれ、あらためて現場にあるものを見直してみると、

・PD電源に繋がっているUSBハブ
・Bluetoothマウス

が転がっている。

もちろん、電源に繋がっているハブを確認してみるけれど、どうやらシロのよう。

となると残るは、もっとも可能性が低いという目で見ていたBluetoothマウスのみ。

Logicool M350

■マウスが鳴いていた

おそるおそるマウスを持って耳にあててみると、あきらかに発振している音が聞こえる

念のために蓋をあけて乾電池を取り外してみても、まだ鳴いている、、、と思ったら10秒ほどで静かになった

怪訝に思いつつ乾電池を元どおり装着してみると、やはり、聞こえる。
どうやら鳴いている犯人はマウスだったようで、とっても意外な結果になった。
※ちなみにロジクールのPEBBLE M350という可愛らしいUSB/Bluetooth両用マウスです。

■電池が怪しい?

マウスに電池を入れなおした直後、マウスのパイロットランプが激しく点滅していたのが妙に気になったので、別の乾電池に入れ替えてみた。

すると、パイロットランプは点灯状態に。どうも点滅状態というのは異常な動きだったようだ

このマウスは、普段は作業机の上にあり、電源スイッチはONにしたままBluetoothモードで出番を待っている状態。でもMacBookにペアリングしてあるためほとんど出番がなく、機会としては1日あたり数分程度というところ。
ほとんど存在を忘れさられているような状態、といった使い方です。

新しい電池に入れ替えてみると、、、耳に当てるとかすかに発振音は聞こえるものの耳から離せばまったく聞こえてこない。

そういえば、元の乾電池は購入当初に入っていたもので、たぶん5年くらいは交換していないな。きっと電池切れ寸前になったことが原因なのだろう

■マウスもお腹を空かせて鳴く

というわけで真夜中に唐突に発振音がしはじめてから30分ほど。

犯人捜しの結果は意外な結末となり「マウスだってお腹が空いたら鳴いて知らせてくれるんだなぁ」と、いままでになかった新たな教訓を得たのでありました。

切れかけの電池はトラブルの元。


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とても短寿命だったマウス

一目惚れして飛びついて、あっという間に使えなくなってしまったという失敗をこれまでに幾度となく繰り返してきている私です。

自戒の意味で書き留めておきましょう。

■異形のマウス

たぶんここで当時絶賛したような記憶があるのですが、サンワサプライのエルゴノミクスマウス400ーMA130、商品紹介は2021年1月発売版のようですが、わたしの手元にあるのはmicroB端子が搭載されているので2020年なかばに発売された古い世代のものなのかな。

マウス前面写真

エルゴノミクスという形状自体はさほど珍しいというわけでもないのですが、マウス本体にELディスプレイが内蔵されているという点が魅力的に見えたのです。

マウス本体にディスプレイが内蔵されていると何が良いかといえば、内蔵バッテリーの残量表示が常に確認でき、dpi変更したときもどのモードで動作しているか確認でき、ボタンの機能割り当てもマウス本体だけで設定できてしまうという夢を見せてくれたわけなのです。

■サンワならではの罠

マウスなんてどこも同じでしょ?という意見も多いかと思うのですが、いろんなメーカーのマウスを使っているとそれぞれ細かいところの違いが日常の操作性に大きな影響を及ぼします。

とくに私が歴代のサンワサプライのマウスで悩ましいなと思う点が「一定時間操作しないとOFFになり、クリックして起こしてあげないと反応しなくなる」というところ。

もちろん世の中のサンワサプライマウスのすべてがそうとは断言できませんが、どうもこのメーカーは電力消費を抑えるためにマウスをスリープさせることを良しとしているよう。

さらに、マウスを動かしても復帰してくれず、どこかのボタンをクリックするまで寝たままというのが悩ましい(もちろんそれが良いという意見もあるでしょう)

そして例に漏れずこのエルゴノミクスマウスもそういう設定に固定されていたわけです。

■ボタンが壊れた

使い始めて数ヶ月、もっとも使用頻度の高い左クリックのボタンが反応しなくなりました

もっとも、このマウスは左ボタン2つ、右ボタン2つという冗長構成になっているので、ちょっと手前に配置されているもう1つの左ボタン(指の第一関節あたり)を使うことでなんとか作業を継続できる状態だったわけです。

たとえばロジクールの昔のマウスなんかは(今でもときどき聞きますが)クリックが2重に入るようになったりしやすいなんて話もありますから、それよりも運用で回避しやすいといえなくもない・・・いや、さすがに無理があるか。

■内蔵ディスプレイが薄くなっていく

どんどん操作性が悪くなっていき、それでも使い続けていると一番の売ウリである内蔵ディスプレイが徐々に薄く・・・1年もしないうちに完全に点灯しなくなってしまいました

とはいえまだマウスとしては使えてしまうので、なんとなく予備役として使い続けることになりますが。

なにせ便利なんです、2.4GhzドングルとBluetoothの両対応って手持ちでは数少なく、複数の機材に繋ぎかえる手間が省けることが。

■いよいよバッテリー寿命か

そんなこんなで通算2年はなんとか使い続けたでしょうか。

いよいよ内蔵バッテリーが寿命なのか、いくら充電しつづけていてもあっという間に反応しなくなるように。

ちゃんと充電されているのかどうかは内蔵ディスプレイで確認するしかなかったわけですが、すでにその内蔵ディスプレイも全く点灯しなくなっているため、そもそも充電できているのか、バッテリーがすぐに減るのか、どっちかわからないわけですが。

こうなってしまうと、バッテリーを交換する手順が用意されていないので退役させるしかありません。

マウス底面写真

■ネタだけで終わってしまった

ファーストロットだったということにも原因があるのでしょう。

最初に不具合を感じた時点で修理や交換をお願いしていれば保証も効いたのでしょうけれど、残念ながらめんどくさがり屋さんな私はそのまま使いつづけてしまったことがアダとなりました。

どのみちマウスというのは消耗品という認識ではあるのですが、他のマウスたちが5年も10年も現役で動いてくれていることを考えるとサンワサプライにはあまり手を出せなくなってしまうなーというのが正直な感想です

商品の企画というかネタ振りはとても上手な会社だと思うのですけれども(^^)


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