マウスとキーをシェアしましょうか

複数のPCが並んでいる環境というのも最近ではさほど特殊とはいえないような日常になっているのではないでしょうか?

かくいう私の普段のお仕事環境も、広い机の左右にPC1台ずつ(が受け持つモニタが2枚ずつ)配置されていて、キーボード+マウスも2セットが置かれています

■MacBookどうしでは使っていたが

以前どこかでネタにしたような気もするのですが、

MacBookどうしを横並びに使っていると、多少OSの世代が違っててもトラックパッドやキーボードが共用できる仕組みがずいぶん昔から標準で備わっています。

さほど使う機会があるわけではないのですが、ほんのちょっと横の端末を操作したいだけの時に重宝したりします。

これと同じような仕組みをWindowsでも安定的に使えたらなーと思う人はなにも私だけではなくて・・・

■Logicoolがやっていた

かれこれ10年くらい前でしょうか。

Logicoolがキーボードやマウスを複数のPCで共用できるソフトウェアを提供していました。

これはなかなかの優れもので、Windowsに限らず、MacOSの混在環境でも共用できるという仕様だったのです。

が、しかし、私の環境においてのみかもしれませんが、なっかなか安定的に動作してくれない。

なんならそれぞれのPCが重くなるわトラブルが続くわ使いたいときに反応しないわとさんざんで、その後改善されたのかどうか知りませんがあっという間にアンインストールしてしまいました。

■PowerToysが後を追うものの

その後しばらく年月が過ぎ、

Windowsユーザーなら多くの人が標準的にインストールしているんじゃないかと思うあのPowerToysに、マウスの共用機能(境界線のないマウス)が搭載されました。

ですが、前述のLogicoolの不安定さに辟易してた私はなかなかその機能をオンにすることができずにいたのです。

だってすでに机の上にはキーボードもマウスも2個ずつ常時おいてあるので・・・

■思い切って設定をオンにしてみたら快適かも

ですが、機能が実装されているとなると使ってみたくなるもの。

ちょうど重た~いお仕事も一区切りがついたタイミングだったので、重い腰をあげて設定を探してみました。

使いたい機能が実装されているという知識はあっても、具体的にどんな名前だったか覚えてなくて・・・ちょっと見つけるまで時間がかかりましたが「境界線のないマウス」です。

要点としては、共用したいWindows機でも同じPowerToysの画面を開き、デバイス名を入力してあげることくらい。

もちろん、わざわざ言うまでもありませんが同じLAN内で動作していることが前提になります(もしWi-Fiのみで接続していたら、プライバシーセパレータの設定なんかは気を付けたほうが良いかもしれないですね)

無事に接続ができたら、PCどうしのレイアウトを調整しましょう。2台で接続する場合には左右に配置することが多いでしょうから「デバイスを1列に並べる」のチェックはオンにしておいた方がわかりやすいかもです。

■マウスを画面端まで動かすと隣のPC画面へ移動

マウス共有の機能を設定し、試しにマウスカーソルを画面の端付近まで移動させ、さらに隣のPC画面に向けて移動させてみると、みごとに移動しました!

常時安定的に、とまではいかないですがまあまあちゃんと機能しているし、PCがもっさりするようなこともない。

これであれば常時ONにしておいてもなんら問題はなさそうな出来具合です。

そのほか、設定しておいた方がよさそうなものは以下の通り。もちろんPCの配置や好みにもよりますが。

■キーボードも共用できたらいいのに

あくまでもマウス共用の機能なので、てっきりマウスカーソルを動かせるだけだと思い込んでました

ところがある日、うっかり隣のPCにマウスカーソルが移動しているのに気づかずにキー入力をすると、ややっ、なんだか隣のPCが動いているぞ?!なんだこれは??ってなったんです。

その時点で初めて気づいた。

マウス共用の機能はキーボードまで共用できてます。

なんだおぬし、なかなかやるではないか。とニンマリしてしまいそうです。

これならばちょっと隣のPCのパスコードを入力したいだけなのになーって時でもキーボードを変えなくてすみます。いやあ楽ちん。

もっとも、うっかり違うPCにパスワードを平文入力しちゃったよ、ってな事故はあり得そうなので気を付けないといけませんが。


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UbuntuをTimeMachineサーバーに(2026年版)

MacBookからMacBookAir(M4)に乗り換えて1年、ろくに遊ぶ暇がないからかバックアップの設定すらしていなかった。

MacBook(12″)ではSynologyのNASがTimeMachineの受け先として機能してくれていたのだけれど、ストレージ全般が急騰している現在、わざわざRAID運用しているNASでそれなりの容量を確保し続けるのも不経済な気がしてきた
※なにせストレージ価格が2倍以上に跳ね上がってますからね…いつまで上がり続けるんだろう

なにかほかに活用できるバックアップ先は無いものかと周囲を見渡してみると、いたいた、24時間365日稼働し続けてくれている宅内サーバーが。

というわけで、NASからバックアップ領域を排除して、宅内サーバーに外付けHDDをマウントすることでTimeMachineバックアップ先にしてしまおう、というのが今回の企み。

■Ubuntu22ですが、24でも26でも同様に

活躍してもらうサーバーはUbuntu22です。特に不具合もないのでアップグレードしないままきっとEOLまで稼働してもらうことになるだろう。

まずはUSB接続のHDDをつないでマウントし、潔くext4でフォーマットしてしまいます。

lsblk -o NAME,SIZE,MODEL
で対象ディスクを特定し、
sudo parted /dev/sdb

フォーマットができたらマウントポイントを準備して

mkdir -p /mnt/timemachine

起動時に自動マウントもさせましょう。

sudo nano /etc/fstab

UUID=1ebba3af-2b52-4b59-a0f7-ae842bf00891 /mnt/timemachine ext4 defaults,noatime,nofail 0 2 #といった感じ、UUIDはlsblkで調べてね

そして、稼働中のSambaにTImeMachine領域を追加させます(もしSambaを稼働させてない人がいたらSambaのインストールを先にやってしまいましょう)

sudo nano /etc/samba/smb.conf

[global]
vfs objects = catia fruit streams_xattr
←をglobalセクションに追記

[TimeMachine]
path = /mnt/timemachine
browseable = yes
read only = no
guest ok = yes

# TimeMachine設定
fruit:time machine = yes
fruit:time machine max size = 900G ←を接続したHDDの容量を上限に記載

fruit:metadata = stream
fruit:model = MacSamba
fruit:posix_rename = yes
fruit:veto_appledouble = no
fruit:nfs_aces = no


設定を反映させるため、Sambaサービスを再起動。
sudo systemctl restart smbd

そして次に、MacOSから見つけてもらえるようにAvahiデーモンを起動。

sudo apt install avahi-daemon -y
sudo systemctl enable –now avahi-daemon

ここまでであっさりとMacOS側のTimeMachine.appからバックアップ先ドライブとして見つけてもらうことができます。すごく楽ちん!

■なぜか失敗する

想像以上に簡単だなあと思ってたらだいたいは落とし穴が待っています。

ハマりましたw

なにやらTimeMachineバックアップが始まるととたんに「失敗」するのです。

ログを追いかけてみると「権限」とか「Not Found」とかいう記述が残されているので、なにか権限周りで足りないことがあるのかな?と。

原因らしきものを探すべく、ChatGPTさんやGeminiさんたちと相談するものの、なかなか遠回りをしているような感覚。
※実際に遠回りどころか明後日の方向へ行ってました

共有フォルダのPermissionが悪いのか?

SMBのバージョンに問題でもあるのか?

smb.confでfruite:の設定に不備があるのか?

などなど、AIさんたちに 右へー左へーと対策を試させられたあげく、どれもハズレだったようで。

■日本語になるからか!

先人の猛者がたの解説によると、Unicodeの正規化形式(NFD/NFC)問題ということらしい。

ざっくり言うと、「バ」とか「プ」がシステム内で本来の文字とは別の文字として処理されてしまい、フォルダやファイルを見失ってしまう問題があるのだとか。

そう、TimeMchine先のドライブに「わたし用MacBookのックアッ」という感じで日本語が入るのが問題点でした。

対策として、バックアップ先ドライブ内の ~.sparsebundleファイルを標準のDiskImageMounterでマウントして名前を書き換える、といったことが昔はできたようなのですが、私が試したところ名前の書き換えがそもそもできなかった…

■結局、回り道するのが最も楽だった

原因が特定できてもサーバー側で回避する方法も見当たらない。

あれこれと無駄な抵抗をしたあげく、MacBookを一時的に日本語モードから英語モードにしてバックアップ先を作る、という結論に至りました。

特に再起動は必要なく(ログインしなおしだけでOK)、システム設定で英語を最上位にしてからログインしなおし、TimeMachine.appでバックアップ先を指定してバックアップ開始!

終了するのを待つ必要はなく適当にログアウトし、再びログインしてから日本語モードに戻してしまえば準備完了

これで難なくTimeMachineバックアップが定期的に動いてくれます。いつもユーザーのやりたい事にスマートに応えてくれるAppleさんにしてはちょっと不格好な不具合でしたね。


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Wi-Fiを劇速にする魔法

いや、理屈の上では表現が逆かもしれないけれど。

現実問題として、劇的に遅かった自宅のWi-Fiがとある設定1つで劇的に速く改善したというお話。

月見桜さんのイメージ画像

※ちょ・・・ちょっとオーバーなイメージかな💦

■3Mbpsを切る鈍足

いくらVDSLで理屈の上でベストエフォートでも100Mbpsという遅めの回線を使っているからと言って、いくらなんでも3Mbpsはあり得ない、ADSL時代かよってな速度。

プロバイダに相談したら「事故レベルの遅さ」ということになる値。

通販サイトとか、ニュースサイトのように細かな通信量が多いところを閲覧しようとすると重過ぎてアプリが落ちるか自分が諦めるかというレベル。

ただ、同じネットワーク内でも有線LANでつながっているWindows11マシンではそんな不具合もなく100Mbps付近の値が出ているんですよね。

なのでネットワーク自体は公称値に近いポテンシャルを持っているはずなのにWi-Fiではこの足元にも遠く及ばないところが不思議なところ。

■2.4GHz帯だけじゃないよ

Wi-Fiのトラブルで昔からよく耳にするのは「2.4GHz帯が電子レンジや近所のWi-Fiの干渉を受けている」なんてこと。

たしかにその干渉は多いんですが、いまやすっかり5GHz帯を使うようになっているので電波干渉は本筋ではない。

しかも、Wi-Fi中継器を有線配線で導入しているので電波状況として撃てるものは撃ちつくした感じ。

でもなぜか、Wi-Fi接続している端末だけが軒並みおそい。

■Wi-Fiアクセスポイントを疑う

Wi-FiアクセスポイントはバッファローのWXR-5700AX7S。WiFi6対応で10GbE搭載のルーターが出てきた頃のものだろうか。

ただしルーターとしてではなくAPモードにしている。というのも宅内とインターネットの境目にはNTTのレンタル品であるHGW、RT-500MIが鎮座しておられる。

ひかり電話も使っているのでこのレンタル品を外してしまうわけにはいかない・・・というのはごく一般的なお話ではなかろうか。

■Wi-FiプライベートMACアドレスが!

昨今ではネットワークに限らずプライバシーを守ろう守らなきゃーと、さまざまな取り組みがなされています。

Wi-Fiでは暗号化方式だけにとどまらず、個々の利用端末がネット側から追跡されないような仕組みが広がってきています。

そのなかでも、端末固有のハードウェアMACアドレスを使わずにソフト的に生成したMACアドレスでWiFiに接続するという仕組みが、実はルーターやHUBなどとの組み合わせによってはとても重たい処理になってしまう模様。

ならばその重たい処理の原因を取り除いてしまえば良いわけで・・・

■MacBookでは

MacOS26で機能をオフするには

MacOSでの設定

「システム設定」→「W-Fi」→「詳細」→「プライベートWi-Fiアドレス」

の項目の選択肢を「固定」や「ローテーション」ではなく「オフ」

オフにすることで、プライバシーに関する警告という表示が出てくるようになりますが、自宅内のWi-Fiではまったく問題の無い話なので無視しましょう。

■iPhone/iPadでは

iOS26で機能をオフするには

iOSでの設定
Screenshot

MacOSと概ねおなじですが、iOS/iPadOSだと「設定」→「W-Fi」→<アクセスポイント名の右端の(i)マーク>→「プライベートWi-Fiアドレス」を選び

「固定」や「ローテーション」ではなく「オフ」を選ぶことで機能をオフにできます。

ここで「固定」にしても大丈夫なんじゃないだろうか、と知識の広い方ならば思ってしまうのかもしれないですが、「オフ」が正解でした。

■Androidでも

androidスマホでも(タブレットでも)同様の設定が初期値で有効になっています。

設定画面の位置はスマホにより様々ですが、私のGalaxy S25の場合は「接続」 → 「Wi-Fi」 → <対象のアクセスポイント名> → 「MACアドレスタイプ」

を選んで、「ランダム化されたMAC」ではなく「端末のMAC」を選択することで機能をオフにできました。

Androidでの設定

■こんなもんわかるかーい!

これらの設定をオフにすることでパケ詰まりのような激重ネット環境から解放され、本来の速度でサクサク動くようになりました。

プライバシー云々という表示に従って良かれと思って有効にしている機能が環境によっては激遅になるとは、うっかりオンにして重たいストレスを抱えている人がいたら、ぜひオフにして試してみることをおすすめします。


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