世界で一番短い詩

 

春の1枚。提供は妹。

何事にも余白って大切だと思う。人と話すときの間とか、部屋に物を置き過ぎないとか、そういうのも余白だと思う。この写真の余白も好き。ことばも大切だけれど、余白の部分ももっと愛でなくてはならない。

 

今日は「世界で一番短い詩」について。普段詩なんて読まないけれど(そういえば家に「中原中也詩集」があったくらいだと思う)

草野心平の「冬眠」という詩。

その内容は「冬眠」という題名と「●」だけ。蛙の冬眠を表現しているものだと言われているけれどこれくらい潔いと寧ろ良いよね。

余白と●だけ。シンプルで斬新な構造。当時これは詩なのかと物議を醸したというが、余白の味わいを最大限に生かしていると思う。これくらいシンプルな人間になれたらいいな。