Wi-Fiを劇速にする魔法

いや、理屈の上では表現が逆かもしれないけれど。

現実問題として、劇的に遅かった自宅のWi-Fiがとある設定1つで劇的に速く改善したというお話。

月見桜さんのイメージ画像

※ちょ・・・ちょっとオーバーなイメージかな💦

■3Mbpsを切る鈍足

いくらVDSLで理屈の上でベストエフォートでも100Mbpsしか出ない回線を使っているからと言って、いくらなんでも3Mbpsはあり得ない、ADSL時代かよってな速度。

プロバイダに相談したら「事故レベルの遅さ」ということになる値。

通販サイトとか、ニュースサイトのように細かな通信量が多いところを閲覧しようとすると重過ぎてアプリが落ちるか自分が諦めるかというレベル。

ただ、同じネットワーク内でも有線LANでつながっているWindows11マシンではそんな不具合もなく100Mbps付近の値が出ているんですよね。

なのでネットワーク自体は公称値に近いポテンシャルを持っているはずなのにWi-Fiではこの足元にも遠く及ばないところが不思議なところ。

■2.4GHz帯だけじゃないよ

Wi-Fiのトラブルで昔からよく耳にするのは「2.4GHz帯が電子レンジや近所のWi-Fiの干渉を受けている」なんてこと。

たしかにその干渉は多いんですが、いまやすっかり5GHz帯を使うようになっているので電波干渉は本筋ではない。

しかも、Wi-Fi中継器を有線配線で導入しているので電波状況として撃てるものは撃ちつくした感じ。

でもなぜか、Wi-Fi接続している端末だけが軒並みおそい。

■Wi-Fiアクセスポイントを疑う

Wi-FiアクセスポイントはバッファローのWXR-5700AX7S。WiFi6対応で10GbE搭載のルーターが出てきた頃のものだろうか。

ただしルーターとしてではなくAPモードにしている。というのも宅内とインターネットの境目にはNTTのレンタル品であるHGW、RT-500MIが鎮座しておられる。

ひかり電話も使っているのでこのレンタル品を外してしまうわけにはいかない・・・というのはごく一般的なお話ではなかろうか。

■Wi-FiプライベートMACアドレスが!

昨今ではネットワークに限らずプライバシーを守ろう守らなやーと、さまざまな取り組みがなされています。

Wi-Fiでは暗号化方式だけにとどまらず、個々の利用端末がネット側から追跡されないような仕組みが広がってきています。

そのなかでも、端末固有のハードウェアMACアドレスを使わずにソフト的に生成したMACアドレスでWiFiに接続するという仕組みが、実はルーターやHUBなどとの組み合わせによってはとても重たい処理になってしまう模様。

ならばその重たい処理の原因を取り除いてしまえば良いわけで・・・

■MacBookでは

MacOS26で機能をオフするには

MacOSでの設定

「システム設定」→「W-Fi」→「詳細」→「プライベートWi-Fiアドレス」

の項目の選択肢を「固定」や「ローテーション」ではなく「オフ」

オフにすることで、プライバシーに関する警告という表示が出てくるようになりますが、自宅ないのWiFiではまったく問題の無い話なので無視しましょう。

■iPhone/iPadでは

iOS26で機能をオフするには

iOSでの設定
Screenshot

MacOSと概ねおなじですが、iOS/iPadOSだと「設定」→「W-Fi」→<アクセスポイント名の右端の(i)マーク>→「プライベートWi-Fiアドレス」を選び

「固定」や「ローテーション」ではなく「オフ」を選ぶことで機能をオフにできます。

ここで「固定」にしても大丈夫なんじゃないだろうか、と知識の広い方ならば思ってしまうのかもしれないですが、「オフ」が正解でした。

■Androidでも

androidスマホでも(タブレットでも)同様の設定が初期値で有効になっています。

設定画面の位置はスマホにより様々ですが、私のGalaxy S25の場合は「接続」 → 「Wi-Fi」 → <対象のアクセスポイント名> → 「MACアドレスタイプ」

を選んで、「ランダム化されたMAC」ではなく「端末のMAC」を選択することで機能をオフにできました。

Androidでの設定

■こんなもんわかるかーい!

これらの設定をオフにすることでパケ詰まりのような激重ネット環境から解放され、本来の速度でサクサク動くようになりました。

プライバシー云々という表示に従って良かれと思って有効にしている機能が環境によっては激遅になるとは、うっかりオンにして重たいストレスを抱えている人がいたら、ぜひオフにして試してみることをおすすめします。


安心安全安価なSDカードデータ復元・HDDデータ復元は
長年の信頼と実績の『株式会社パソコントラブル救助隊』へ。
https://hqsecure.net/

本を作ってみませんか?

最近・・・に限った話じゃないですが、時々営業メールが届くんですよね。

本を出してみませんか(自費で)?って。

きっと、出版社の業界も大変なんだろうなあ、なんて思いながらそういった類のメールを読むわけで、直近でも、長文でとても丁寧で関心してしまうような生成AIまるだしの営業メールも届いたりするのですが、いまだに1件も返事したことはありません(ごめんなさい)

■書き魔とは呼ばれてましたが

自分では理系だと信じて疑うことは無いんですが、周囲からは「見まごう事なき文系だろ」と言われたりもします。

こんな駄文をだらだらと流し続けるサイトを長年やってますし、なんならBBS時代(なんそれ?って言われそう)から書き魔だと評されておりましたのも確かな事実ではありますが

いや、そんな周囲の評価に左右されたからというわけでもなく、単純に「本って作ってみたいよね」とは10年以上まえから漠然と思ってて。

※高校生くらいの時から月刊雑誌への投稿で何度か掲載してもらってたり、ゲーム系同人誌で多少書かせてもらったりという経験はあるものの主体的に作るのは未経験なので。

いまどきだと、文を書きたい人の第一選択肢は noteですかね。わたしゃそんなハイカラ(いつの言葉や)なものは怖くって手が出ませんし、そもそもマメな投稿なんてとてもとても。

■本って作ってみたいよね

けれど、まれにまじめに文を書きたくなるもんなんです。

そしてそういった時に書きなぐった文の断片はiPhoneのメモ帳に集約できるようになり、MacやiPadでも標準で連携されるようになり、積みあがるスピードが格段に速くなりました。文明の利器ですね。

こういう、やりたい事が明確なときにわざわざツールの使い方の習得から始めないといけないなんてナンセンスな事がなく、さらっとサポートしてくれるAppleの製品群の出来の良さは大したもんだと感心するわけです。でも仕事ではWindowsとLinuxをメインに使ってますが。

さらに、実際に書籍という形にする手段としても、日本でも2012年ごろから利用できるようになったKDP(Kindle Direct Publishing)なんてサービスがあり、初期コストを抑えて出版することが叶うようになってきました。

書きためる環境も整い、作るサービスも充実してきたからには、できるかもしれない事はやってみたいじゃあないですか。

■縦書きにチャレンジ

さて、どんな環境でもソフトの操作を覚え直さなくていい、という点で本文を書くツールはWord一択だと私は思っています。

Apple使いですからPagesを選んだほうが幸せになれるのかもしれませんが、Windowsも使います(というかWindowsを使っている方が長い)ので。

MS-Office(Word,Excel,PowerPoint等々)は高いという意見をよく耳にしますし、もちろん安いとは思わないわけですが、複数の端末で使うことを想定した場合にこれほど使い勝手のよいものもなかなか無いんじゃないかと思います。

なにせ、月額1,236円(税抜)で最大5台のPC(win/mac)、タブレット5台、スマホ5台にインストールしておけます(ユーザー数は1だが)。
※なんなら学生をやっている間であればもっと安く使う手段もあるかもしれない。例えばうちの大学の案内によると学割で年額8,000円(税抜)でTeamsまでついてくるらしい。

Adobeのように2台を超えてインストールするだけでライセンス認証しなおせと文句を言われないから、使いたいときに目の前の端末ですぐ使えるという点でとても使いやすい。ちょっとはAdobeも見習ってほしいもんだ。※弥生さんもな。

ただ、Wordで縦書きしていて難点が1つ

欧米文化というかなんというか、右から左へ読むという発想が無いのですよね。あくまでも左から右へ読む、それにあわせた表示にしかならず。

1ページ単位での編集は、ちゃんと右から左へと書き連ねていくことが実現されています。

でも、複数ページを表示すると違和感に気づきます。そう、1ページめが左、2ページめが右、ってな配置でしか表示されません。これが意外に全体像を見て調整したいときにイラっとするポイント。

こればかりは慣れるしかないようで・・・ほかのソフトを探してさらに操作を覚えるために労力を使うか、それともWordの違和感に慣れるほうが楽かと天秤にかけると、Wordが勝ってしまいます。※のちにこれが盛大な入稿ミスを招くことにもなるわけですが。

■本文自体を書くのは楽だが

本文そのものは、すでにあるネタ帳をもとに書き連ねていくだけなので苦労は無いのだけれど、実際に編集しようとすると厄介な操作はいくつかあって、それは特にレイアウトをちゃんとしようと意識し始めた時に急に襲いかかってきます。

なので、あらかじめWordで何ができるのかを認識しておかないと辛いかもしれない。

・偶数ページと奇数ページでヘッダー・フッターを別レイアウトにする。
・タイトルページや目次ページにヘッダーを記載させない。
・セクションごとにヘッダーを自動的に更新させる。
・セクションごとに縦書きと横書きを変える。
・PDF形式でデータ保存する。

このあたりはWordでできます。でも操作がちょっと判りにくいです。Geminiさんなどに聞きながらその都度操作をしてみるのが良いかもです。

あと、用紙サイズと余白の設定。文庫本サイズをイメージしていてもドンピシャなサイズは無く、もっとも近いもので4x6判になります。

ちなみに印刷可能な最小値は幅101.6mm、高さ152.4mmになり、文庫本と並べてみるとちょっとだけ幅が少ない感じになりました(あと3mmくらい広げたら良い感じ)

・文庫本イメージなら4x6判(101.6mm x 152.4mm)
・余白はおなじみの上下左右ではなく、見開きで上下と内側外側+とじしろ。

余白については試行錯誤してみたところ、最終のページ数にもよりますが、上18mm、下15mm、内側14mm、外側8mm、とじしろ6mmというところで。
フッターヘッダーの距離はそれぞれ用紙端から10mm・・・だとちょっと余裕持ちすぎかな。

■大いに悩むところ

できることはわかってても迷うところ。

・ヘッダーに章番号とタイトルを自動的に入れるには?

まず本文は、章ごとにセクション区切りを入れて原稿を書きます。

そして、章の見出しとして章番号や章タイトルにスタイルを適用します。たとえば章番号には「見出し1」、章タイトルには「見出し2」がわかりやすい。

本文の準備ができたらヘッダー部分をダブルクリックし、ヘッダーの編集に入ります。

ヘッダーには「クイックパーツ」ー「フィールド」で「StyleRef」をクリックします。
すると、実際に挿入できるスタイル名の一覧が表示されるので、「見出し1」を選んでOKボタンを押せば出来上がり。

ヘッダー部分も普通に編集が効くので、たとえば左寄せに配置したり、さっきのStyleRefを入れた後ろに「|」や「・」などの区切り文字を入力し、さらに別のパーツを追加することもできます。

もちろん、ヘッダーに表示された文字列を選択して、フォントを変えたり文字サイズを変えることもおすすめ。

そうして、第一章|ここからはじまる なんて感じでセクションごとに見出しの内容を入れていくとグンと本らしくなってきます。

・縦書きの1ページ目は右?それとも左?

これ、迷ったときにちらっとChatGPTさんとかGeminiさんに聞いてみたんです。そうすると答えは「必ず奇数ページが右、偶数ページが左になります」という答え。

なんならKDPのガイドラインに記載されている「右から左に読むコンテンツの場合は、偶数ページが右、奇数ページが左に来るようにしてください」をコピペして聞いてみても頑固に「それはよく誤解されるポイントですよね〜」なんて答えだします(笑)。

切々とそれらしい言葉を並べられると、うっかり騙されてしまいがちです。※実際に騙された本人がそう言うのですから間違いない。

・表紙の裏(裏表紙じゃなくって)は白紙?

右から左へ読む意識のまま先述の「必ず奇数ページが右」なんて言われると、そうか表紙をめくったら裏側に1ページ目があるのか、などと思ってしまいます。よね、普通そう考えますよね!わたしだけ?!

でも違います。

ChatGPTもGeminiも欧米文化な情報でトレーニングされた方々です。表紙は左にむかってめくるのが常識として刻み込まれているのです。だから表紙の1枚下にあるのは1ページ目。そして1ページ目は右側。左側になる表紙裏は白紙になります。

もし日本語圏でしっかりトレーニングされていたとしたら、きっと答えは逆になるか、あるいはどちらもアリという答えが一般常識となることでしょう。

表紙をめくったところ。ほらね、真っ白でしょ。1ページ目も左側にあるし。

でも色んな調べものはChatGPTさんやCopilotさん、Geminiさんに喋りかけるように聞いてみるとちゃんと調べて答えてくれるから、ネット検索キーワードを考えるというワンクッションが無くなったのは素晴らしい進化だなーって実感します。

■やらかしました見事に

さて、意気揚々と入稿し、審査を通過し、販売開始した直後「左右逆じゃねーか」と気づくわけです。

すぐに原稿の修正をかけようとしますが、左右の入れ替えはことのほか面倒で時間がかかる。そう、セクションが奇数から始まる設定になっているのを削除できない問題にぶち当たる。

結局のところ、新規ファイルとしてイチから作り直したほうが早かったです、ほんとに。

ついでに微妙に気になっていた点も調整して再入稿。

と、同時にKindle本のデータも試しに作って入稿してみることにします。こっちはこっちで日本語に充分に対応していないので難点が多いです。

あ、これもPDFレプリカで入稿したら左から右にしか進まないや。

■背表紙の幅

あ、そうそう、表紙も裏表紙も背表紙も1枚のデータとして作る必要があります。

ページ数が少ないと厚みが出ないため、背表紙に文字を入れるのが難しくなってしまいますから、最少でも80ページを超えるように文字サイズや行間、余白や改ページなどで違和感のない範囲で調整したほうが良い場合もありそうです。

いろいろ設定を試してみたところ、同じ白黒印刷でも紙は白よりクリームの方が厚みが出るようです。

そして、この表紙+背表紙+裏表紙のデータを作るには、あらかじめ表紙計算ツールでテンプレートを作ってダウンロードしておくと楽に作れます。

ダウンロードしたテンプレートの上に重ねるように文字や絵を配置し、背表紙に書いた文字がはみ出ないように気をつけましょう。黄色い枠は自動でISBNバーコードを入れてもらう場合に開けておく場所です。自分でバーコードを作って入れるのならば無視しても良いかもですが、たぶん自動で入れてもらったほうが楽です。

■そして、とっくに出版してますけれど

わりとまじめに書き連ねてます。普段の文体とは全く違います。読み物としては楽しい部類ではないかもしれないです。

なぜお化けは怖いと教えられるのか
※Kindle版およびペーパーバック版 170p

しかも文字ばかりです。絵があるのは表紙だけ。いずれは挿絵満載のものにも挑戦してみたいものです。

書籍を流通させるにはISBNという13桁のコードを入手する必要があります。デジタル本には不要だけれど紙の本では必須。

ISBNって取るのに1万円くらいだったかな、仮に売れてもほぼ印刷コストで消えていくから費用を償却できないんじゃないかな、と内心ドキドキしてたんですけれど、KDP側が無料で提供してくれるんですね。おかげで労力と時間以外の制作コストがまったくかかりません。

Kindle版は紙媒体のPDFをそのまま転用しているのでご容赦ください。入稿してから半日も経たないうちに販売中になってたのには正直 驚きました(ペーパーバックは入稿から48時間くらいかかりました)

■出版したら納本も

ところで皆さんご存じですか?

出版したら、国立国会図書館に納本する義務があります。考えようによっちゃ権利かもです。
※国会図書館法(昭和23年法律第5号)

国会図書館に納本したら何がよいの?って、そりゃ国立の機関でずっと保管してくれるわけですよ。自分のかわいい本を。

そして、自分の名前を歴史にちょこっとだけ刻み付ける、ことができます。

想像してください、国会図書館サーチで自分の本と自分の名前がヒットする時代がくることを。とても魅力的でしょう。孫の代までネタにして語れるというものです。
※もっとも、内容によっては消えない黒歴史になりかねませんけれど(笑)

納本にあたっては全て自腹です

出版物代償金として申請すれば多少は戻してくれるという制度もあり(ついでにそれを悪用した事例もあり)ますが、事前手続きが面倒なので私は無償でいいです。はい。

代償金が必要な場合、納本対象について基準があります。
たとえば相当部数販売される出版物ということで、その相当数って例えば100部以上刊行されていることが1つの基準になります。

無償だと収集第二係、有償だと収集第三係が窓口になります。持参する場合には東京本館西側1階の納本カウンターへ

■印刷コストは高いので

さて、KDPのペーパーバックですが、在庫コストはかからないものの印刷コストは注文の都度かかることになります。

なにもあとで請求されるわけではありませんが、販売価格から印刷コストが差し引かれるので実際の利益額としてはごくわずかです。たとえば税込み1,210円で販売しても白黒170ページあれば印刷コストは548円で、さらにAmazon側に持っていかれる手数料もあるので手元には売価の10%にも届かない110円という試算になります。カップベンダーの紅茶すら飲めやしない。

もし、たくさんの人に自分の言葉を伝えたいとか、ついでに”稼ぎたい”という意図であれば実質的にnoteの方が適していると思うんです。きっとあっちのほうが早いし多くの人の目にとまるし継続的に利益も出るだろうなって思います。

でも、紙の質感があるほうが安心できるというか、一種の憧れというか自己満足というか。

そんなことをしているうちに、ひょっとしたら何かの間違いでベストセラーになって作家として名乗れるようになったり・・・なんてことはさすがに期待しないですが、そんなくだらない夢でも口にすることができるのは実際にやったからこそというわけで。


安心安全安価なSDカードデータ復元・HDDデータ復元は
長年の信頼と実績の『株式会社パソコントラブル救助隊』へ。
https://hqsecure.net/

「ITが必要な現場に、頼れる“猫の手”を。」
https://www.meowtech.jp/

12″MacBookで1920×1200ドット表示を

普段使いはM4 MacBook Airなんですよ、でもいまだに12″MacBookの920gという軽量さから持ち運び用とには重宝しているわけで。

バッテリーの消耗度合いはそこそこだけれど、それでも数時間くらいならもつので重量級のアプリで作業をしたりしないかぎり充分に使える。
※たとえばRDP作業とかOFFICE系での作業ならまったく苦が無い。

■しかし作業領域が狭い

ただ、難点をいえば画面が狭い。

そりゃあそうです、12インチなんですから。

標準設定の範囲内で設定できる解像度は1440×900ドット。シングルタスクではさほど気にならないものの複数のウインドウを開けて作業をしようとするととたんに窮屈に感じる。

搭載しているディスプレイの解像度は、実力としては2304×1440ドットや2880×1440ドットでの表示もできるのに・・・そこまで解像度を上げてしまうと12インチ画面では文字が小さすぎてとても見えない。

できれば幅1920ドット、そこまでいかなくても1440ドットよりはもうちょっと広めの表示ができたらもっと使い勝手がよいのになーと思ってしまいます。

いや、広い作業空間が欲しいならすなおにM4 Airを持ち歩けばよいわけですが、なんか古いものでもとことん使い倒したいという意地みたいなものも軽くあります。

実力としてはできるはずなので、設定方法がないか調べてみるとありました。

■displayplacerをインストール

まずはCLIで必要なコマンドを準備します(CLI操作を抵抗なく受け入れられる方であれば、当然のように homebrewが使えるようになってますよね)

brew install displayplacer

でインストールができたら、

displayplacer list

で、displayのIDと設定できる表示モードの一覧を表示させます。

Persistent screen id: 4A329880-4032-7100-DE79-71A95CA6246A
Contextual screen id: 69732800
Serial screen id: s0
Type: MacBook built in screen
Resolution: 1440×900
Hertz: N/A
Color Depth: 4
Scaling: off
Origin: (0,0) – main display
Rotation: 0 – rotate internal screen example (may crash computer, but will be rotated after rebooting): `displayplacer “id:4A329880-4032-7100-DE79-71A95CA6246A degree:90″`
Enabled: true

わりとたくさんの設定値が表示されるわけですが、よく見ると、

mode 42: res:1440×900 color_depth:4 <– current mode

なんて具合に使用中の解像度が表示されています。

■コマンドで解像度を変更

さてここからが本題

実力を出し切ってしまうと文字が読めないサイズになってしまうので、ちょっと控えめのモードを試してみることにします。

displayplacer “id:4A329880-4032-7100-DE79-71A95CA6246A mode:39 res:1920×1080 color_depth:8”
※IDの部分はlistで出てきたScreen IDを入れましょう。

コマンドが受け付けられるとすーっと表示がフェードアウト・・・フェードインして解像度が変わっていき、みごとに1920×1080ドット表示になりました。よくあるフルハイ解像度のモニタと同じです。

■最適な解像度設定を探してみる

ただ、そのままだと縦方向が余ってしまい黒帯表示なのでもったいない。

なるべく画面を有効活用するためにちょっと縦方向にも広めに設定してみます。

displayplacer “id:4A329880-4032-7100-DE79-71A95CA6246A mode:37 res:1920×1200 color_depth:8”

1920×1200ドット。なかなか良い感じです。

ちょっと文字が小さくって常用には辛いかもだけれど、ギリギリ実用域

ただ、ここまで広くしなくっても良いというのであれば、

displayplacer “id:4A329880-4032-7100-DE79-71A95CA6246A mode:57 res:1680×1050 color_depth:8”

のほうがおすすめかもしれないですが、案外 1920ドットの幅でも実用になると個人的にはおもいます。

■ところで、キーとマウスの共用が

あ、そうそう、12″MacBook(2017)とM4 MacBookAirを並べて使っていると、特になにも設定を触らなくってもキーボードとマウス(トラックパッド)が共用できますね。

ん?なんのこと?
と、文字だけではイメージしにくい現象かもしれませんが、、

たとえば手元の12″MacBookを操作していて、ふと画面の右端までマウスカーソルを移動させて、もうひと押しする感じでさらにマウスを移動させてみると、右隣に置いてあるM4 MacBookAir側にマウスカーソルが出てきます。

やっぱりわかりにくいな。

左が12"MacBook、右がMacBookAir M4

隣同士おいてあるMacBookどうしで、お互いを操作できるという・・・

いったい何に使うんだこの機能?と思いつつちょっと便利だったりもするわけですが。

こんな機能が、こんな古いマシンでも実装されていて、しかも現行機との間でしっかり安定して動作するという点がAppleのすごいところというかなんというか。


安心安全安価なSDカードデータ復元・HDDデータ復元は
長年の信頼と実績の『株式会社パソコントラブル救助隊』へ。
https://hqsecure.net/

タスクバーのアイコンが変じゃないですか?

作業環境を全面的にWindows11に入れ替えて半年ほど。

特にWindows10から大きく操作が変わったわけでもないので想像よりもはやく慣れてしまい、逆に保存環境のWindows10に触れるとスタート位置の違いにとまどうくらい。

でも、たまにタスクバーに後から追加したアプリのアイコンが変になる

■アプリアイコンがみたいになる

なにも関連付けがなされていない初期アイコンとでも読んだら通じるんだろうか

こんな、クリックしたら何が立ち上がるのか判別できないアイコンになってしまう。

最初は「使い始めだし こんなこともあるよねー」と深く考えずに再度登録しなおし。

ところがしばらくするとまた同じことが。傾向的には後から追加したアイコンが軒並み真っ白になってしまう印象が強い。

アイコンキャッシュが壊れているのかな?とか、レジストリがおかしいのかな?とかいろいろと小難しい方向に考えてしまうのは我ながら悪い癖。

たいていの問題はもっと簡単なところに原因が潜んでいる。なのについつい深そうなところから試してみて自らどつぼにハマっていく

■単純なことろに原因があるものです

同じWindows11機でも、わりとぞんざいに扱われている予備機でしか発生しない怪現象。

MSアカウントは他の予備機たちと共通で使い回し。

なんとなくOneDriveのバックアップを有効にしているおかげで、デスクトップ上のアイコンがわりとどのPCでも共通して配置されてる。

さて、ここまでくると、バックアップのせいでタスクバーに配置するものが競合したりしてるんじゃね?と予想するわけです。

■OneDriveバックアップでした

わかってしまえば原因は単純。

まずは右下あたりに常駐している雲のアイコン(OneDrive)を開き、

同期とバックアップという項目のなかにある「バックアップを管理」というボタンを押すと、

具体的に何をバックアップするのか選択できる画面が出てきます。

ここで、ついつい慣習的に「デスクトップ」までバックアップしていたのが原因だったのです。はい、犯人は私です。

予備機どうしでアカウントを使いまわしているおかげでデスクトップ上にいちいちアイコンを置きなおさなくて済んでいる反面、タスクバーの情報までデスクトップの一部として競合しちゃうわけです。

そして、たとえばWindowsUpdateがかかったり、他の予備機で作業したりといったたびにバックアップが自動的に反映され、結果としてタスクバー上のアイコンが変になってしまっていたというわけ。

もちろん、設定をオフにして同期しないようにしてからはアイコンが化けることもなく安定して使えるようになりました。

おそらくはWindows10のころからあった問題なのだろうけれどたまたま遭遇せず、Windows11とWindows10が混在するようになったことで目立ってしまったというオチですね。


安心安全安価なSDカードデータ復元・HDDデータ復元は
長年の信頼と実績の『株式会社パソコントラブル救助隊』へ。
https://hqsecure.net/

LS210D-NASのHDDを増強しよう

なにか大きなテーマで壁にぶつかると、元来じっとしているのが苦手な私としてはついつい他のどうでもよいような事に時間と頭を費やしてしまう癖が。

そんな自分をマネジメントするために、自らそういった時ようのネタは常に残してあるわけなんです。そして折をみてパズルを組み立てるように手を動かすのが趣味というかなんというか

今回そのネタとして手に付けたのは、Buffaloの古ーいNASであるLS210D(1TBシングルモデル)

LS210D 1TBモデル

■いまどき1TBじゃねぇ

使われないまま部屋の片隅に置かれたNAS。シングルドライブ仕様なのでふつうのUSB外付けHDDとなんら差のない形。邪魔にもならないのでついつい存在を忘れがち。

さすがに1TBの容量のままでは電源をいれっぱで運用しようという気にもなれず、メインのRAIDを組んでるNASの傍らでじっと出番を待つばかり。

古いものだし売り払っても二束三文ならばいっそ、増強して活躍の機会を与えようではないか。

いつかぜったい換装したくなると思って置いておいた3TBのHDDも手元にあるし(中途半端な容量だが、だからこそ余ってる)

■3TBへ換装

さすがにBuffaloさんはコンシューマ市場ではとても上手に販売するようで、型番でネット検索すると改造事例もたくさん見つかる。

おかげさまでHDD載せ替えのハードルはとても低いように感じられる。

いや、そもそもNASってとっても楽にHDD換装できるはずなのだが、シングルモデルは使い捨て感覚が強いらしく筐体を開けるだけでも一苦労

爪で止めてあるので筐体を開けようとすればもれなく内部の爪がほぼ確実に割れる・・・けれども別に販売するわけでもないので気にせず力技で実行。

中をみるとTOSHIBAの1TBーHDDが入っておりました(あたりまえか)。

今時から考えたらとても優秀なHDD。2016年生産のようです。AF仕様のHDDが出回りだした初期のころのHDDだねたぶん。

1TB-HDDの情報

使用時間をみたらぜんぜん使ってないな。もったいない。部品としてはとても健全かつ初期不良出しも済んだ、いわゆる脂の乗ったパーツ状態。美味しくはなさそうだが。

■HDD交換はとても簡単

物理的にはネジ4本です。

ネジ4本を外してアルミテープをちょっとはがせばスライドして外せます。内部設計としてはちゃんとHDDを取り外すことを想定したスペースが設けられています。なのに筐体は羽目殺し。

元の1TBと換装後の3TB

念のために、入れ替えるHDDはあらかじめパーティーションをすべて削除しておきましょう。どうせあとでフォーマットするんだけど余計な情報が残らないようにおまじない(CLI操作しなくてもWindowsの「ディスクの管理」でGUI操作できます)

このNASはファームウェアをHDDに書き込むタイプだとおもわれるので、HDDを交換したらもれなく設定もすべて初期化することになります。

■初期化方法は?

Buffaloの公式サイトにも初期化操作の手順が動画解説まで準備されていてとても親切ですから眺めておいたほうがよいでしょう。

背面の初期化ボタンを押しながら電源スイッチをONし、10秒ほどたったら初期化ボタンから指をいったん離し、もういちど押すという2段階の手順になります。

これで赤ランプから白ランプ点滅にかわり、初期化モード(EMモード?)にはいります。ただしこの操作をするまえにいくつかの事前準備が必須です。

■ダウンロードしておくもの

今回の換装作業にはWindows11マシンを使用しています。

最低限の入手必須なものとして公式サイトなどからダウンしておくものは、
・NAS Navigator2
・最新ファームウェア(ls200-v184)
・旧ファームウェア(ls200-v174など)
・Tftpd64(LS210Dへのファームウェア流し込み用)

これだけで充分できます。というか私の環境ではTFTP Boot Recovery 1.53.rar が解凍できなかった。あったら楽なのかな?しらんけど。

きっと上記4つの中で探すのが大変なのは旧ファームウェアだろう。公式サイトではリンクが削られており、そのほかのサイトでも掲載されているようなところはなかなか見つからない。

でもあきらめるなかれ、まだちゃんと入手するすべはある(2025年10月現在)。
きっとCTF戦などに興味のある人ならすぐに見つけられるだろう。

怪しげなサイトから怪しいバイナリを落としてくるようなマネをしなくてよい。諦めなかった人はちゃんと報われるのだきっとw

逆に上記4点が揃えられなかったら本体を分解する前に売り払ったほうが良い。3~4千円が相場というところだけれど傷つける前ならばまだ売れる。

■Tftpd64でNAS本体に読ませるFWは

他の詳しい方々が試行錯誤した結果がいくつものWEBサイトにあるので、詳細はそれらサイトの先人たちに感謝の気持ちを持ちながら読んでほしい。

要点だけ書くとすれば、
・ls200-v184の中のinitrd.imgとuImage.imgはzip扱いにして解凍する
・zip解凍パスワードの候補は4種類(ネット検索しよう)
・解凍した中のファイル(合計5つ)はどこかのフォルダにまとめておく
・Tfpd64.exeを実行し、先にまとめたフォルダをCurrentDirectoryとしておく
・LS210Dを初期化モードで電源ON
・無事に初期ファームが転送されLS210Dが再起動したらNAS Navigator2で確認
・LSUpdater.iniのバージョンチェックとフォーマットの項目の値を「0」で書き換え
・LSUpdater.exeを実行してファームアップデート

で、とにかく作業用マシン(Tftpd64.exeを実行するマシン)のIPアドレスを事前に192.168.11.1 に固定しておくことが必須
ルーターは別にあってもなくてもいい。なんならLAN直結でも大丈夫そうだが途中でDHCPが必要になるらしい

※初期化操作で電源を入れた直後にLS210Dが192.168.11.1から初期ファームを取り込んでくれ、それが成功したら自動的に再起動する。再起動後にDHCPからIPアドレスを取得してくれるので、NAS Nvigator2を起動して検索すればよい(DHCPから取得したIPアドレスがおかしい場合にはNAS Navigator2がよしなに変更してくれる)。

そして、LS210Dを初期化したあとのアクセスパスワードは「password」だ。いまどきこんな簡単な文字列で出荷される製品はないぞきっと。作業が済んだら速やかに変更しないと危なっかしい

■ファームウェアの更新は2段階で

いきなり最新のv1.84をインストールしようとすると必ずハマる

どうやらHDDの換装チェックが入っているのか、あるいは非純正品を使うなというバッファローの意思表示なのか。

実行すると「HDDのパーティション情報が確認できませんでした。ファームウェアをアップデートすることができません。」というエラーが出て作業が中断してしまいます。

おもわずバイナリを解析してチェックをつぶしてやろうかと(だめですよ)、、思うくらい辛いメッセージです。NASなのに、NASなのに・・・。

でも、実は旧ファームウェアのアップデータであれば「パーティーション情報が取得できません。フォーマットします」という表示になりちゃんと動作してくれます。

ちょっと時間と手間はかかってしまいますが、旧ファームウェアをインストール完了したあとに最新ファームウェアを入れるという2段階構成の作業にすれば大丈夫。

■ほら、ちゃんと最新ファームで3TB仕様に

NAS Navigator2の画面でもちゃんと最新ファームウェア(v.1.84)でドライブ容量がおよそ3TBとして認識されています。成功です。

NAS navigator2

ん?IPアドレスやGWが丸見えだって?本番前の仮の設定ですからお気になさらずに。

WEB画面から初期設定ができるようになったら、まずパスワードを変更し、IPアドレスを変更し、サービスも必要なものだけ(DLNAとかBitTorrentとかiTunesとか不要だろうし、なんならSMB2.0と1.0の両対応になっているがSMB1.0も止めたほうが良い)にしてしまえば処理も軽くなる。

1TBだとバックアップ用途にもちょっと心もとないが、3TBあると案外一時しのぎとしては優秀な容量なので、MacBookのTimeMachine用として使うのもアリかもしれない(いまのMacOSでも使えるのかどうか不明だが)

それにしてもHDDの単価が高くなりましたねぇ・・・
3~4TBあたりなら6~8000円だったのに、いまやその2倍は出さないといけないなんて。これも一気にSSD市場が拡大してしまったからか。

長期信頼性という意味ではSSDよりHDDのほうが安心感があるのだけれどな。


安心安全安価なSDカードデータ復元・HDDデータ復元は
長年の信頼と実績の『株式会社パソコントラブル救助隊』へ。
https://hqsecure.net/