ミスタイプを減らすために一工夫

キーボードでの文字入力でミスタイプを連続してしまうとちょっとモヤモヤすることがありますよね、あるいはまだ気づいた時は良いのですが気づかずにメール送信ボタンを押してしまってから「あっ!!」って小恥ずかしい気持ちに陥ることもしばしば。

なんとなくそんな状況に対策を打つことができたらなあ、などと普段から考えたりするわけなのですが…

■ビジネス用からゲーミングキーボードへ

いま現在、わたしは仕事用にゲーミングキーボードとやらを使わせてもらっているので、ちゃんとそれなりの活用をしたらもっと状態を改善できるのではないかな?と模索してみることにしました。あれこれ設定できるキーボードですから活用してみないともったいないですし。

LogicoolのG512というゲーミングキーボードなのですが、ゲーミングとは言っても実際にはキーの打鍵感が良いので手っ取り早く(しかも割と安価に)入手できるメカニカルキーボードを仕事用として活用されている方も多いと聞きます。

かくいう私もその一人で、外観の良さに惚れたMX KEYSからわざわざG512という、静音薄型キーボードから重厚でウルサイメカニカルキーボードへの180度方針転換した乗り換えはちょっといかがなもんかと思いましたが・・・使ってみると癖になります。
※しかもMX KEYSと比較しておよそ半額ですし

■キーの色を個別に変えてみることに

実使用上はとくになにも設定しなくても良いのですが、ゲーミングキーボードってばキー1つ1つにLEDが仕込まれていて、設定しだいでそれぞれのキーを別々の色に設定したり、タッチすると波打つように光が流れていったりいろんなライティングアクションが楽しめます。

Logicoolの場合は専用のツールが配布されており、Logi Options+をインストールすることで手軽に細かな設定ができるようになります。

■ピカピカ光るのって要る??

ピカピカ光るのってまったく無意味だと個人的には思っていたのですが、

あるときふと、あまり間違って押したくないキー(で、なおかつ無効にはしたくないキー)は別の色で光らせておけば注意喚起になるんじゃないか?と試してみたわけです。

すると、案外自分でも意識しないうちにキーを見る習慣がついていたのか、間違えて押す機会が激減したのですね。

そこで、さらにホームポジション「F」と「J」のキーも他とは別の色にしてしまえーと弄ってしまいました(といっても本当に簡単に画面上で個別の色を指定するだけなのですが)

私の場合、キーボードの基本色はライトブルーで、ファンクションキーと「Win」「Menu」はオレンジ、ホームポジションの「F」「J」の2コはレッドに設定しました。
※テンキーの「5」と「BS」「DEL」も色分けしても良さそうですが。

するとやはり、それなりにミスタイプが減ったような・・・ただの気のせいかもしれませんが。

これは案外初級者用のパソコン教室なんかで使えるネタなのではないかと思ったりします。ちょっとどこかのスクールでこの方法を採用して実測データ取ってみてほしいなあ。


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本当は仕事にこそ役立つゲーミングキーボード

■生まれて初めてのゲーミングキーボード

もうかれこれパソコンというものに触れはじめてから個人的には40年ほどが経過しようとしていますが、生まれて初めてゲーミングキーボードと言うものを使ってみることにしました。

候補としては、綿密に調べてわけではなく単純に家電量販店の店頭に並んでいたものが記憶に残っていて、それがたまたま某フリマサイトで安価に手に入ったから、というだけの理由です。

もっとも私のパソコンは完全に事務仕事に特化しているのでゲームがサクサク動くような今時のハードウェア構成ではなくて、鈍重でもデータロストをさせないという視点とローコストという視点で組まれています。なのでゲーミングなんとかというデバイスとは無縁だと思っていたのです。

キートップを全て外し赤軸スイッチが並ぶ。左上に写っているのはKX800。

■購入したのはLogicoolのG512 r-LNでした

なのでゲーミングキーボードによく採用されるメカニカルキースイッチにもなんの知見もなく、ただカチカチと煩いだけのものだという偏見を持ったまま、とりあえず安いし試してみようかなという割と浅い考えのままだったのですけれど。

購入手続きをしてからよくよく調べてみると、LogicoolのG512って実はバリエーションが豊かで、2018年ごろに発売開始された当初のものはオムロンとの共同開発で耐久性に優れるRomer-G(Romer-Gタクタイル、Romer-Gリニア)というキースイッチを採用していたようですが、その後しばらくしてメカニカルキースイッチの世界ではメジャーらしいCherryMX互換の青軸を採用したモデルをラインアップに追加し、さらにその後に同様の茶軸と赤軸も追加採用されてきたのが現行のラインアップになっているようです。(事実上Romer-Gスイッチ採用モデルが淘汰された感じかな?)

外したキートップ全て

私がフリマサイトで購入したときはそのあたりの情報をよく理解していなかったのですが、到着したものを動作確認やクリーニング等々のためにバラしてみると特徴的な赤い軸のスイッチが並んでいたので、わりと新しいバージョンで赤軸を採用したG512 CARBON リニア (G512r-LN)というものだったのだなあ、と今更ながら学んだしだいです。

ちなみに、ゲーミングという位置付けではなくノーマルなラインアップの中でほぼ同じ外観を持ちRomer-Gスイッチを採用したK840というキーボードもありますので、ピカピカ光ると仕事場で周囲の目が気になってしまうという方々にとっての選択肢も準備されている様子です。

再びキートップをスイッチへ装着

余談ですが、どうも現在に至るまでロジクールのWEBサイトは探している情報に辿り着けない構造になっていたり、ソフトのバグもなかなか改善しなかったりと、ハードが良いのにトータルバランスがもったいないなあって思うことがしばしばあります。

■ゲーミングなんとかって無駄じゃない?

ゲーミングなんとかと謳うデバイスは無駄にピカピカ光るばかりでうっとおしそうだし変に高いしなんだかなぁ、と割とネガティブな意識があったんですが、

実際に使ってみると確かに使いやすい。

一般向けのキーボードがコストありきで作られているのとは真逆の発想のようで、とにかく贅沢で重厚な作りになっていることが使い勝手にも大きく影響するようです。

たとえばUSBケーブルは普通のケーブルの倍ほどの太さ、キースイッチはひとつひとつにLEDが内蔵されていて輝度や色味も自由にカスタマイズできるようになっていたり、ベースプレートも分厚いアルミで重厚感がある。実際に重量も1キロを超えていて、少々手荒な打鍵でもへたったりしない安定感は格別のもの。

無駄にピカピカ光るのは確かに目障りなものの、カスタマイズで自分好みに光量や色味を抑える設定してしまえばむしろ楽しい(押下したキーからウェーブが流れるような演出をためしてみました)し、不要ならばオフにすることもできる。

無事、G512が稼働しました

なんといっても、メカニカルキーは反発もなかなか強いので個々のキーが指に吸い付いてくるような感覚でミスタイプが減るという効果があるのは最もありがたいところ。

一時的に使ってみようかと思った程度でしたが、MX KEYS KX800とは厚みは段違いなものの接地面積はさほど変わらないし案外このままKX800の座を奪って常駐してしまいそうな感じになってきました。(もっとも、KX800の打鍵音は比較にならないくらい静かですし、同社のマウス MX Masterとの相性はKX800の方が良いのですけれど)

打鍵音がカチャカチャとうるさいのだけは難点で、これが我慢ならないという方にはキートップ内にOリングを挟んで静音化するなどという選択肢もあるようです。

もっとも、赤軸というのはメカニカルキーボードのなかでは静かな部類に入るのだそうで、ミスタイプを減らす目的ならば青軸が良いとか色々と学ぶことも残されているようなのですが…


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