Windows10の端末を使い外出先から自宅のサーバーへとVPN接続しようとしたとき、アカウント設定も共有キーもちゃんと設定しているのになぜか接続できないなんてことありませんか?
いや、たいていは優秀な管理者が居てちゃんと事前に解決してくれている問題なのかもしれませんが。
■リモートコンピューターにより接続が途中で切断されました
もちろんVPN接続相手によって設定は変わってくるものなんですが、今回はドコモ光(Flets光も同様?)で使用しているルーターに標準搭載されている機能への接続を試みています。
Windows10というのは便利なもので、事前になんの知識がなくても「設定」を開くとそれらしい文言のアイコンがあり「ネットワークとインターネット」なんて項目にたどり着くことができます。
さらにはその中にも「VPN」とはっきり書かれた項目があるので開いてみると「+VPN接続を追加する」という、目的に対してそのものずばりな選択肢が目立つところに存在します。
なので、なにも迷うことなくVPN接続を適当な名前で追加登録し、さて実際に接続しようとするとしばらく待たされたのち・・・接続できない旨のメッセージが。
なんとも冷たい表示で、「途中」っていったいどこか教えてくれよ!と思ったりしました。
■さて原因はどこにあるのか
そもそもほかのmacOSやAndroid、iPhoneなどはすでに同じ設定で接続できているので接続先のネットワーク構成の問題ではないはずで、そうすると原因はVPNサーバー側ではなくあくまでも目の前にあるWindows端末側にあると信じてひたすら原因を探すことに・・・
とにもかくにも、まずVPN接続のプロパティを開いて怪しそうな箇所を探します。おおむねセキュリティの項目だろうなと当たりをつけて眺めてみると、どうも認証のあたりが怪しそうな気配。
■認証部分がどうも怪しそう
試しに「認証」の項目で「次のプロトコルを許可する」を選択し、デフォルトではチェックされていなかった「チャレンジハンドシェイク認証プロトコル(CHAP)」にチェックを入れてOKを。
この一点を変更しただけであっさりとVPN接続が完了し、ちゃんと社内社外双方とも通信できるようになりました^_^
というわけでどうやら、Windows10からドコモ光のルーターへとVPN接続するためにはこのチャレンジハンドシェイク認証プロトコルの部分にチェックを入れておかないと弾かれてしまうようです。
こういうのって案外どこにも説明されていなくて検索しようにもキーワードがわかりにくく面倒なところですね。
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