今年のヒットサービスの中に含まれてしまうほどの勢いとなったLINE。すでにアジア圏を中心に7000万ユーザーを抱えているのだとか。
日本でもその普及のスピードったらかなりのものを感じます。
最 近のSNSというくくりの中での比較対象としてはFacebookということになるんでしょうが、Facebookが実名登録でないと事実上つかいものに ならないという点が災いしているのか、どうも身の周りではあまり普及率が高くない。ライトなユーザーを掴まえるにはやはり「実名登録」というハードルは、 たとえ世界標準であろうとも日本には向かないのかもしれません。
ところがLINEでは、実名での登録は必要なく、そもそも新規の友達登録のステップにいたっては電話番号やメアドを知らせる必要もなく、ただ単にLINE上でだけ利用されるIDを知らせればそれで完了という仕組みで、とってもハードルが低い。
どちらのサービスもほぼ同様の仕組みをもっているのに顕著な差があるのは、やはり匿名性を重要視する傾向が強いってことになるんでしょう。
DeNA がつい先日公開したcommも仕組みはLINEと同じで、全く同様のユーザー領域を狙っているものなんですが、1つ大きく違うのは匿名性を排除しているこ と。つまりは実名で登録してないと使い物にならない(かもしれない)という点なんですよね。もちろんID交換の仕組みも排除されてます。
テレビCMなども打ってきてるわけで周知体制はLINEと同等とみなしてもいいはずですなので、LINEに並ぶことができるかどうかで、実名の便利さと匿名の便利さのどちらを利用者が本当に望んでいるのかを判断できるのではないかと思います。
もっとも、僕の周りに限った話かもしれませんが、LINE友達って結局みんなリアルな知り合いばっかなので 実名制と大差ないやんって思うんですけど(^^;
株式会社パソコントラブル救助隊で公式サイトを含めたウェブマスターを兼任しています。
趣味はカメラとぶらり散歩。フォトマスターは2級。日々感じたことを忘れないうちに雑記帳に書いています。