アメックスと言えば

お金のことに疎い私ですら知っているAMERICAN EXPRESSですわな。きっと誰でも普通に知っているに違いない。

昨年だったか一昨年だったか記憶があいまいだけれど、もと同僚の友人と話しているときにたまたまクレジットカードのお話になって「大手企業を離れると新しくクレカを作るのも躊躇するよね」てなことで。

その内訳はというと、大手勤めのときには余裕で良い条件で作ることができたカードでも、大企業を離れてから新たにつくろうとして否認されるようなことがもしあれば使用中のカードの条件にも悪い影響が出てしまったら嫌だから、という意味で。

うんうん、気持ちはよくわかる。確かに私自身も使ってないクレカの処分とか新規で作るといった行動は同じの理由でけっこう躊躇する

という心理的障壁があって新規に作ったり見直したりすることはここ10年以上ほぼなかったわけなのですが。。。

■ひょんな事からえいやっ

ところが、数ヶ月前にヤマダ電機店頭で、もうすっかり高額商品となってしまった冷蔵庫を買ったときのこと。「分割払い手数料無料」の条件がヤマダ電機のクレジットカードを作るという前提だったことから否応なしに申請することに。

そのときの選択肢としてアメックス提携カードしか選べなくなっていたため、わたしの人生初の個人でのアメックス提携カード申請となりました。

気持ちとしては審査に通っても通らなくてもどっちでも良いか、という感じだったのですが案外すんなりと通ったようで、数日後に届いたクレカとその送り状を見ると限度額30万円(しかも冷蔵庫の割賦でその枠を使っているので実質ほぼ使えない)とか書いてあったのでなんだか拍子抜けしちゃいましたが。

ヤマダカードアメックス

■本題はその後です

そんなわけで、年会費550円のアメックス提携カードかぁ とずっと机の上に放置しているわけですが、年間に1度でも決済すれば年会費無料になるらしいので忘れないようにしないともったいない。

せめて管理漏れがないように発行元セゾンのアプリをインストールして管理しはじめたわけですが、いつの間にやら気が付くとアプリ内で別枠オファーの表示が。

そのオファー内容というのが「セゾンアメックスゴールド年会費が永年無料と。

永年無料なら持っていても損はないか、なにせ手元のヤマダ・アメックスが限度額30万円と実質的に使えないし。ということでオンラインでオファーに乗ってみたわけなのです(冷蔵庫を買ってからまた半年も経ってないから通ったらラッキー程度のつもりで)

■無料オファーに乗ってみると

するとまあ、なんともあっさりと、職場に所在確認の照会がかかるような事すらなく普通に1週間ほどで送られてきました。金色のカードが(プロパーカードの時は確か申し込みから3~4週間くらいかかってたと思うのでそれくらい覚悟してたのですけれど)

で、さっそく手に取ってみると軽い。ん?アメックス ゴールドって金属素材じゃないの?と思っていたのですが普通にプラスチックでした。そりゃそうか無料で発行してもらえるのだもな、私はどうもこういう常識が足りなくていかんなとつくづく思う

手持ちのアメックス2種類

会社経費用のは金属カードなので素材の違いか色味もずいぶん差があります

気を取り直し、同封されていた約款を読むとちゃんと「年間1円でも決済すれば翌年の年会費無料という条件がずっと付く」ということで。

限度額のほうも一般的な内容と思われるので、まずは定期的な支出に使っていたカードと役割を交代。これでようやく年会費のわりに活躍させていないクレカを1枚減らせるめどがつき、長らく固定化していた役割分担の見直しができました。

最近ではもっぱら個人の買い物はスマホ決済になりカードを提示する機会は激減したわけで、個人的にはカードの色などどうでも良い話(聞きかじった話ではアメックス プロパーの審査はグリーンでもプラチナでも同じで、グリーンの審査に通る人ならばプラチナの審査にも通るのだとか)なわけなのですが、付帯する保険など条件が少しよろしくなることは期待できるわけで、費用がかからずトータルで減らせるならばオファーに乗ったほうがお得と判断できます

■名称を調べにたついでに

カード名称を間違えるのも嫌なので念のためにセゾンカードの公式サイトを閲覧していると、けっこうあるんですねアメックス提携カードの種類が。

セゾンカード すべてのカード一覧

なんだか、一覧のなかには「パール」とか「ローズゴールド」とか「コバルト」とかあってバリエーション豊かだなあ、個人的にはローズゴールドなんて好みだが

セゾンローズゴールド・アメックス

どれも年会費無料の条件が付いていたりするので、わざわざオファーに乗る必要性も無かった気がする・・・が、通常の申し込みではゴールドは無料条件は記載されていないので良かった、の、か、な?

■何枚もあっても管理できないので

そんなわけで、ライフスタイルの変化とともに活躍する機会が減ったカードに年会費を払い続けている状況だと、こういった無料枠オファーは良いきっかけになってくれるなと思ったしだい。

いくらルーズを自負していてもたまにはちゃんと考えて整理しないと、うっかりしていると増える一方で管理できなくなってしまうので良い機会です。

あと気がかりなのは、auPAYプリペイドカードとかFamimaTカードとかのように引き落とし口座設定をしてないゲストカードっていったいどうしたら良いのだろうと悩ましく思うのですが。

(追記)

この記事をアップしたあと、アメリカン・エクスプレスから新しいカードの発表があったらしいですね。

名称は「ゴールド・プリファード・カード」とか。

従来の個人向けゴールドカードに代わり、今後はゴールド・プリファード・カードが発行されるようになるらしいです。

さらっと説明を読んでみても違いがよくわからなかったのですが、1点だけ、メタル製カードであることが強調されていたので実は従来の個人向けゴールドカードはアメックスプロパーでもプラスチック製だったのかと認識を改めました。ほんとにしらなかったのです。。。


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ちょっとKotlin

なんか音的に良いな、などと思ったり。

いや、どーせ私は必要な部分機能をググっては貼り付けるだけのコピペグラマだから正直なところ言語なんか何でも良いのだけれど(ただし情報が多くないとググれないから困るし”C”みたいに一文字だと検索しにくいから勘弁してほしいが)

Javaで書いてるとついうっかりと「」を忘れたりしがちで、はじめっから入れなくて良い方がなんとなく書きやすいという単純な思考で好んでいたりします。

しかしじっくりと仕様をきめて何かを作る、というところに今はまだ時間を割けないこともあり(そんな暇があるなら過去に公開したアプリをどうにか改修しろという声もいただいたり)、ちょっとだけ練習程度に触れるにとどまっております。ああもどかしい。

■とりあえず何か動くもの作ろう

というわけで、別段だれにも求められていないであろうし使い古されたネタだろうとは感じながらもちょうど居室で使い古され放置されているタブレット(android 5.x時代のもの)にもうちょっとだけ役立ってもらおうとオリジナルのカレンダーを作って動かしてみたわけです。

いや、本音はと言うとそれくらいの大きさの日付が大きくでる時計をイオン店頭でみかけて、買おうとしたら想定外に高くて諦めたのが悔しくて模倣した、というところがスタートラインではあるのですが。

さくさくさくっと日付だけ画面いっぱいに出してみたら、なんとなく昔ながらの日めくりみたいだなと思ったわけで、それならば六曜やら二十四節気やら月齢やら併記しようかと。

そうなると和暦も書いてみたり・・・案外和暦って覚えてないんですよね。漢字で書いても恥ずかしながらさっと読めなかったり(漢検準二級なのですが)、なので自分のために読み仮名までこっそりローマ字で併記してデザインに取り込んでます。

こっそり「令和」をタッチすれば「平成」「昭和」「大正」「明治」と遡れたり。

だんだんだんだん欲が出てきて、日めくりならめくれるようにしないとな、とか、祝日には国旗がプリントされていたよな、とか、紙がそもそもトレーシングペーパーみたいに薄いから祝日前には透けて見えてたよなとか、そんな細かなところまで作り込んでいったり。

この時点ですでにkotlinよりレイアウトxmlの方に割いている時間の方が多くなってました。

サムネイルではこの微妙な透け感は伝わらぬか・・・

■重くなったじゃないか

そんなこんなで抱えるデータが多くなり、ただのカレンダーなのにターゲットとしていたAndroid5.xあたりの非力なタブレットでは初回起動時にはSQLiteへの展開が1〜2分かかってしまうはめに

真面目に仕様を考えるなら、リソースとして組み込むのは最低限1年分くらいの小さなデータにとどめておいて、あとは適宜API経由なりなんなりでダウンロードさせるってのがまともな作り方になるでしょうが。。。それだとインターネットアクセスの権限を取得しないといけないし、そもそもが古いAndroidにネットアクセスできる状態にさせるのもセキュリティ的に気持ちが悪いから全部ローカルリソースにべたっと。

で、動作テストのたびに待つのも面倒なので、一旦実機で展開したSQLiteのDBファイルをごっそりリソースとして取り込んで、初回インストールの機体にはそのリソースからローカルへファイルをべたっと貼り付けるなんて横暴を試してみたら案外すんなり動いたり・・・、でもこれが逆にほかのいろんな機体にインストールしたときに微妙なトラブルの元になったし、将来的にぜったい動かない機体も出てくるだろうと誰しもが思うところなので泣く泣く切り捨てて素直に初回だけ行儀良く待っていただくという方針で。

しまったなと思ったのは、その待ち時間を処理に専念させるためにプログレスバーすら表示させなかったこと。いずれなんとかしますが、結局は1分程度の話なので。

■どのみち誰もわざわざ使わん

だろうと思っていたらわりと数十人ほどはご利用いただいているらしくダウンロード数が少し上がってた。なんか今になって申し訳ない気分

なにせ居室に飾りつけた時点でもう気持ちは別のところに向かっていたりするので改修がいつになるやら。でもやり残している感覚もそこそこ。

たとえば100円ショップで買ってきた額縁にタブレットごと埋め込んで外観までそれらしくしようとか(すでに買ってきてます)、機能面ももうちょっと追加しときたいよね、とか。

というわけで気が向いた時に追加実装できるようソースコード内にコメントばかり増えてますが、例えば「めくったあと1分ほどで現在日付にもどす」とか、ちょっと前にM5 Stackに実装したような「江戸時間表示にする」ってあたりは割と早く組み込みそうなものの、優先順位としてはそろそろ決算月が迫っているので我慢我慢

日めくり風カレンダー GooglePlay


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SDカードやUSBメモリって自然消失するんです

大昔の話じゃないですよ、いま現在流通しているSDカードやUSBメモリ(ついでに安価に流通しだしたSSDまで含めて)のほうがメモリ蒸発といわれる症状は起こりやすくなっている傾向があります。

・情報はどう記憶されているか

そもそもどうやって情報を記録しているかというところなんですが、一般的にSDカードのような記録媒体は書き込んだ情報を内部セルに電子として蓄えています。

記憶用のセルは紙コップみたいなものだと思ってください。

空っぽのままだとなにも記憶していない状態ですので、ここに電子の代わりに水を注ぎ込むことにします。

注ぎ込んだ水(=電子)でコップが満たされた状態がデータを記憶している状態です。

しかし困ったことに、紙コップみたいなものなので年月が経過するとともに中の水が染み出して自然に無くなっていってしまいます。これが、メモリ蒸発するといわれる現象につながります。

ときどき「バッテリーが無くなるようなもの」と表現されることがありますが、それだとまるでパソコンやスマホなどに接続しているだけで充電できるんじゃないかという誤解を生んでしまうことになります。

現実にはSDカードやUSBメモリでは単純にパソコンに接続しているだけで再充電されることはありません。あくまでもデータをメモリに書き込んだ時点からの年月の経過が大きな要素になるのです。

・蒸発するとどんな症状になるか

さて、先ほどは紙コップ1つの図で表しましたが実際にはこの紙コップ1つではわずか1ビットの情報しか記憶できません(SLCの場合)。そのため実際のメモリチップの中ではこのような器がいくつも連なってはじめて1つのデータを表すことになります。

こんな感じですね。

たとえば1GBの容量のメモリであれば紙コップ状のものが内部に8,589.934,592個(かりに器1つで4ビットを表すQLCを想定しても2,147,483,648個)が作り込まれていることになります。

そんなにたくさんの紙コップが小さいチップの中に作り込まれているわけですから、当然ながら均一の品質でないものも混ざっています

たくさんの紙コップの中のほんの少しでも蒸発が起きやすいコップが含まれていたとすると、その部分に記録されていた情報が比較的早く消失してしまうことになります。

たとえば写真データだと最低でも1MB(コップ1,048,576個分)くらいのファイルになりますが、それだけの量がごっそりと消えてなくなることよりも部分的に抜けてしまって全体が崩れてしまうといった壊れ方として現れる機会は非常に多く寄せられます。

・大容量になればなるほど

膨大な数の紙コップが作り込まれている様子を想像できた方ならば、その一歩先も想像しやすいかもしれません。

昨今ではSDカードやUSBメモリが大容量化して、しかも安価になっているのでついつい必要以上の大容量品を買ってしまいがちだと思います。

ですが、大容量だからといってSDカードが大型化するわけではなく、あくまでも同じ面積のなかに小さく小さく紙コップを作っていくイメージになります。

するとどうでしょう、コップ1つあたりがどんどん小さくなりますよね、小さいコップには少しの量しか水が入りません。そのため抜けはじめるとすぐに無くなってしまいます。

もちろんメーカー側は設計製造の微細化で従来程度を維持していると公言はしますが、物理的に考えれば余力が無くなっていくのは簡単に想像ができるというものです。

・ほかに見られる症状は?

前述の例では写真1枚でしたが、たとえば動画データが記録されていた領域で蒸発が起き始めると再生中にブロックノイズだらけになったり、あまりに消失部分が多くなってくると再生不能になったりもします。

また、運悪くファイル管理用の情報を記憶している領域で蒸発が起きると何を記録していたかわからなくなってしまうため「フォーマットしてください」といったメッセージがある日とつぜん現れたりもします。

これらの症状は実際にはある日とつぜん悪くなったわけではなく、それ以前から時間をかけて徐々に徐々にあちこちの情報が消失していった結果だと考えたほうが良いことがほとんどです。

そのような悲しいトラブルに遭遇しないためにも、SDカードやUSBメモリに長期間データを置いたままにせずHDDやDVD・BDディスクなどにコピー保存をこまめに行うことをおすすめしています。


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DKIM,DMARC対応が完了しました

2024年2月からgmailのガイドラインが変わり、Gmailあてに送信する者はちゃんとDKIM/DMARC対応していないとメールが到着しない確率が高くなるということなので今になって慌てて対応しているという事業者さんはウチも含めて多いかもしれません。

いや、それ以前にDKIM/DMARCってなに?ってな状態かもしれないですけれど。

■Gmailのガイドラインが2024年2月から変わります

Gmailの「メール送信者ガイドライン」に記載されていますが、2024年2月1日以降Gmailアカウントへあてに送信するすべての人に求められるガイドラインが厳しくなります。

もっとも。。。いままでも、とっくにSPFに対応完了しているにもかかわらずGmailあてへのメールというのは不規則に届かない事例がけっこうあったので、仮にDKIMに対応したからといって確実に届くという意味ではないのでしょうけれども。

でも、送信者側としてはガイドラインに沿った対応をすることで多少でも不着率を下げることができるのであれば努力はする必要があると考えます(Googleさんに振り回されるのはまっぴらごめんなのですけれど

さて我が社の場合は最近なにかと話題になり株価が爆上がりの「さくらインターネット」さんに外向けのサーバーをお借りしてドメインも管理してもらってます。

それがゆえに、さくらさんがDKIM/DMARC対応にあまり前向きでなかったのか設定を追加することができず、このまま2月を迎えてしまうのではないかと内心ドキドキしていたのですね。

ところが、さくらインターネットさんが重い腰を上げてくれ【さくらのレンタルサーバ / マネージドサーバ】DKIMおよびDMARC対応完了のお知らせ」というお知らせが1月31日付けで出てきたためさっそくドメインごとの設定を完了させました。

もちろんサーバーコントロールパネルから選択するだけで証明書も作ってくれ簡単に設定できますし、その手順についても詳細に説明されていますから安心です。

SAKURA internet

■ついでに社内のサーバーでも対応を

ついで、と言ってはなんですが社内作業をあれこれこなしてくれているサーバーではドメインはさくらさん管理ではなく、自前でのbindとpostfixの運用があるのでこちらもopendkimを導入して設定を済ませたところです。

DNSをあれこれ弄った経験が多少でもあれば、DKIM/DMARCに対応すること自体はさほど難しいものでもないのでさっさと管理下のドメインすべてに設定を反映しておきましょう。

これで少しでもGmailへのメール未着率が下がってくれたら嬉しいのですが


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iPhoneでSDカードやUSBメモリを使用する方法は

操作説明などの際によく質問のある「iPhoneでSDカードは使えるんでしょうか?」という点ですが、答えは明確で「はい、使えます」ということになります。

■ただしパソコンとはちょっと違う

ただ、ちょっとでも齧ったことのある方ならば「たしかiPhoneってSDカードは内蔵できないから外付けにしないといけないよな」とか、外付けにしようにもLightningという端子なのでつながらないよな、といった疑問が湧くことと思います。

※iPhone15以降はType-Cというより汎用性の高いコネクタを使うように変更されましたので、アダプタを挟む必要もなくなり、より簡単に接続できるようになりました

さて、このLightning端子にカードリーダーやUSBメモリをつなぐには間にひとつ変換アダプタを挟んであげる必要があるのですが、Apple純正品としては「Lightning – USB 3カメラアダプタ」(税込6,180円)というものがあります。

もちろん、純正品でなくてもAmazonや楽天市場を探せば似たようなものがたくさんでてきますが、極端に安価なものは動作安定性に問題があると思うので避けたほうが無難でしょう。

このアダプタですが、パソコンなどでも標準的に使われているUSB Type-AのポートがありUSBコネクタを持つ機器をLightningポートを持つiPhoneやiPadに接続できるよう変換してくれます。

さらにアダプタ自体にも電源供給用のLightningポートがあるので、比較的電力を多く消費するUSB3.0のUSBメモリやポータブルHDDを接続したいときには外部電源供給の役割も果たしてくれとっても安定して動作します。

このアダプタを挟むことで、パソコン用と共通のSDカードリーダーを接続したり、USBメモリを接続したり、あるいはMIDI鍵盤なんかも接続して使えたりします(マウスやキーボードやマイクは試したことがないですが物理的には繋がります)

■で、どうやって使うの?

さてこのアダプタを使って物理的にUSBメモリやSDカードが繋がったといっても、そこから先どう操作したら良いのか戸惑うという方はけっこういらっしゃいます。

そこで一例ですが、たとえばUSBメモリの内容にアクセスして表示するにはどうしたら良いかという手順を講習会ではリクエストされることが多いわけなのですが、その時にはよく手持ちのUSBメモリを使って次のように説明しています。

(1)Lightning-USB3カメラアダプタをiPhoneにつなぎ、アダプタのUSBポートにUSBメモリを接続する

常にポケットに入っているUSBメモリがたまたまUSB3.1仕様のType-A/C共用なので、Aコネクタを接続します。もちろんここにSDカードリーダーをつないでも手順は同じです。

場合によっては、iPhone側の画面になにやら警告のダイアログ表示が出てきます

見ての通り、接続したUSBメモリの消費電力が大きすぎるのでそのままでは使えません(USB3.xの場合にはだいたいこんな表示が出ます)

そこで、

(2)普段iPhoneを充電するためにACアダプタにつながっているLightningケーブルをこのUSB3カメラアダプタの空いている側のポート(Lightningポート)に接続し、念のためにiPhone側のLightningコネクタを一旦外して接続しなおします。

これで、警告ダイアログが表示されることもなくなりました。

ですが、ここから先どうやったら良いのかわからないという方が多いようです。

(3)iPhoneでSDカードやUSBメモリの内容にアクセスするには最初からインストール済みの「ファイル」アプリを使います。

「ファイル」アプリを開いて、画面下部の「ブラウズ」と書かれている部分をタップすると、場所と書かれた一覧表示が出てきます。

接続したUSBメモリやSDカードがちゃんと認識されている場合には、この場所一覧のなかに接続したメモリやカードの名前が(今回の場合はUSBDUALと名付けているUSBメモリなので)一覧に追加されるので、その名前をタップすることで中身にアクセスすることができます。

このたった3つの手順でSDカードやUSBメモリ内の写真や動画などいろんなファイルにアクセスして表示させることができます。

もし、場所一覧に表示されていないようであれば正常に認識されていないため、原因をさぐる必要があります。

原因として多いのは「電力不足」「純正以外のアダプタで正常に動作していない」「USBメモリやSDカードが壊れている」といったことが挙げられます。

■中身を閲覧するだけではなく

正常に中身を閲覧できるようになると、ファイルアプリを使ってUSBメモリや SDカードに記録されている写真や動画データをiPhone本体にコピーすることもできますし、その逆にこんどは「写真」アプリで「”ファイル”に保存」というメニューを経由してUSBメモリやSDカードへ書き込むこともできますので比較的自由度は高いのですが、ちょっとだけ操作のコツのようなものは理解しておく必要があります

ここまでの手順はiPhoneに限らずiPadでも同様で、ついでにLightningではなくUSB Type-Cポート搭載のiPhone15以降やiPadシリーズでも同じ手順になりますので興味のあるかたは試してみてください。


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