ネットでのやり取りが多くなる事業者さん共通の悩みかと思いますが、YahooメールやGmailに代表されるようなフリーメールアドレス宛への送信メールがなぜか届かないという現象が最近また多くなっているように感じられます。
そもそもの原因は迷惑メールを排除する仕組みにあるわけなんですが、どういう基準で迷惑メールと必要なメールを見分けるかといった判断基準は当然ながら非公開となっています。
しかも、メールサーバー単位で画一的なルールでの判断が行われるならまだ被害は少ない(届かない場合には発信したメールがすべて不着になるので事業者側の立場としては判断しやすいし対処もしやすい)のですが、実はなかなかそう簡単ではなくって、どうやら各利用者さんが実際に受信してしまっている迷惑メールの種類や件数、その他もろもろの設定やアクションで判定基準がかわってくるような様子です。
最近たちの悪い事例としてはGmailを使っているお客様あてのメールで、こちらから送信した2回目か3回目くらいまでの送信メールは正常に届くものの、その後はたと届かなくなってしまうというもの。
お客様からしたら弊社からのメール連絡がいつまで待ってもこないものだからひたすら待っていただくことになり、こちらとしても届いていないとは判らないためにひたすら待ちの状態となってしまうことに・・・
こういった事態をさけるためにも本来であれば必要なメール送信元のアドレスについては「受信許可アドレス」として登録してもらうのが確実なんですが、実はその画面までたどりつくのがまず不可能なんじゃないかと思うほどややこしいのがまた悩ましいところです。
さらに、弊社のような中小零細だけの問題かと思いきや、実はつい先日アップルさんとのやり取りをしていた最中にも発生しました。
というのも、開発者登録のためにいろいろとアップルさんとメールのやり取りをしてたんですがその時にこちらが使っていたのがGmailのアドレスでして、何度かやりとりしてる最中に突然連絡が止まってしまったんです。
アップル側での確認に手間取っているのかな?と1日ほど待ってみたんですが届かないために、念のために確認してみたら見事にアップルさんからのメールが迷惑メールボックスに(>_<)
アップルさん曰く「米国のサーバーから発信される全文英文のメールなので迷惑メールと判定されやすい」という言い方をされてはいましたが、まさかこんな大手が発信しているものでも誤判定されるとは、実はけっこう世の中に埋もれてしまっている重要なメールの件数というのも多いのじゃないかなと危惧します。
株式会社パソコントラブル救助隊で公式サイトを含めたウェブマスターを兼任しています。
趣味はカメラとぶらり散歩。フォトマスターは2級。日々感じたことを忘れないうちに雑記帳に書いています。