例えるならば

あの子って誰に似ているか、そんな例え話は結構日常会話にもでてくることで、私も耳にする例え話。じゃあ私って何に似ているか。そんな話です。

 

私は、友人がお酒に酔って眠ってしまっている間、車の助手席などで、よく本を読みます。

それは初めて付き合ったボーイフレンドが原因で、デートと言えば喫茶店で読書か、あるいは勉強をしたりするのが当たり前で、人といるときは本を読むべきではないと誰かが教えてくれたのは成人になってからのことでした。

しかし癖というのは簡単には抜けなくて、大体人と会うときは本を持って出かけてしまうのですが、よく尋ねられるのがどんな小説を読むのか。そういうときは主人公がどんな人物かをざっくりと話すことにしています。

例えば、喫茶店に入り浸って知らない人から借りた本を煙草を咥えて片っ端から読んでる女の子だったり、マダムとよばれるオカマの家に居候してソファの上で一日中本を読んでいる女の子だったり。それってあんたじゃないのって言われてイメージの恐ろしさを痛感したりするのです。

とある小説では何かに夢中になったら煙草を吸っているのさえ忘れて没頭してしまう女性が出てくるのですが、それは往々にしてあることで、まあイメージも半分くらい合っているかと開き直ったり。(ちなみにその小説では彼女の煙草をきちんと消してくれる男性も登場します。私の場合はというとそれは秘密です。)

あまり現存する人物に例えられることは少ないですが、小説に出てくる女性には例えられるのは、小説好きとしてはまあ、嬉しいことですかね?