メルボルンで待っていたのは

キャセイパシフィック航空機は台湾、香港を経由して無事メルボルン空港まで到着。出ていくときは夏だったのに、ついたら冬。寒い寒い。

コートを取り出して、いざ出国と思いきや。

以下英語です。

「滞在期間は?」
「1か月」

「旅行目的は?」
「観光と勉強」

「スクールは決めてあるのか?」
「決めてない、着いたら決めるつもり」

そしてスーツケースの中を開封される。中身をガザゴソ・・・
財布が見付かる。

「なんでこんなに現金が少ないんだ!」
「キャッシュカードとクレジットカードを持ってるから」

「ちょっと貸しなさい。コラ、君は座るんじゃない。手荷物にも触らない!」
キャッシュカードとクレジットカードを持ってどこかに消えていく。

「このキャッシュカードは本国では使えないし、クレジットも機能していない!」
「ナンデヤネン!!」ここで大阪弁がうっかり出てしまう。

「ロンドン?ロンドンとはなんだ!?」
「違うよ!日本語でwhy?だよ!!」
「ここは日本ではない!イングリッシュをつかいなさい!」

「嘘なんかついてないのに!どうやったら信じてくれるの!?」

 

と、こんなやり取りが2時間くらい続いて、なぜか解放されました。
私のつたないイングリッシュはここで少しは磨かれたような気がします。

これよりも辛いことはきっとないだろうと、疲れた状態でタクシーに乗り込んだのでありました。