2021年3月末で税込み表示が義務化されます

■じつのところはすでに税込み表示は義務ですけれど


総額表示義務の特例措置いう言葉を耳にした方も多いのではないかと思いますが、令和3年(2021年)の3月末日までは特例として税別表示でも良いということになっています。

そのため、同じ商品でも店舗によって税別価格のお店と、税込み価格のお店が混在していて戸惑った経験をお持ちの方も少なくないかもしれませんね。

それが、今年の4月からは税込み表示(総額表示)に一本化されるため、事業者側としては表示方法を改めるために作業を進めないといけません。

※ちなみに事業者間取引では総額表示は義務づけられていません(見積書や契約書を取り交わす際に税額も別に記載することが一般的ですので)

※ただし口頭での価格提示の際には総額表示は義務付けられていないという点は少し警戒したほうが良いケースもあるかもしれませんね

消費者側の視点で見るとなんとなく一斉に値上げされたような印象ととらえられるかもしれませんが、いままで外税表記だったものが内税として表記されるだけなので支払い総額として変化があるわけではありません。

国税庁サイトの特例措置抜粋のスクリーンショット
国税庁サイトより特例部分を抜粋

■便乗値上げなどの心配は?

ただ、そのタイミングに合わせて場合によってはキリのよい価格への調整などが行われる場合もありますが、極端に価格アップしているようであれば便乗値上げなどとして消費者庁などが随時調査を行っているため、消費者としては特に心配する必要は無いものと思われます。

もしこの春になってもまだ税別表示しかしていなかったりするような店舗を見つけた場合には、この長らく続いた特例措置の期限を忘れている事業者かもしれないので、そっと教えてあげましょうね。


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